2年前の夏の集中豪雨で市街地でも冠水し、もう少しで床上まで浸水するところだった中島町H邸。当時は消防車が来て排水できなかった雨水をポンプアップしてなんとか増水を食い止められましたが、いつ何時集中豪雨が来るか分かりません。土嚢を積むにも時間もかかるし、重労働は女手ばかりの住宅では対応がままならない・・
木材で止水板をと考えていましたが、この度、アルミ製の簡易式止水板が発売となり、長岡市でも水害対策として「長岡市防水板設置補助金」制度(二分の一補助)が利用できるとの事で、この止水板を導入しようという事になりました。
道路面とほぼ同レベルの風除室です
2年前の水害で、この風除室の中が浸水しました
止水板の工事は至って簡単で、1日もあれば終了します。
アルミ製止水板を入れ込む支柱を開口部の両側に設置するだけです。
工事風景
開口部の両側に支柱を立てます
工事終了
普段は、この状態です
増水時
止水板は手軽に設置できる重量に別れています
土嚢を積むよりも簡単に差し込めます
止水板を設置した状態
簡易式の止水板は土嚢を積む時間を短縮したい場合に有用です。夜中に集中豪雨が起きて急激に増水した場合、直ぐに土嚢を積みたくても時間が間に合わない場合は対応のしようもなくなってしまう・・そういった場合に便利なのでしょう。
別のセットとして、既存のシャッターレールに取り付ける止水板もあるので、車庫が冠水するのを防ぎたい場合も適応が可能となっています。
最近は気候が激変してゲリラ豪雨や帯状に集中する豪雨になるケースが多くなっています。公共雨水の処理能力を超えてしまった場合、冠水する事も考えられます。そういった対策としての止水板・・今後導入される事が多くなるのでしょう・・
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