後付けの浄水器を設置する時、シンク周りに浄水器本体を置くと、作業スペースが狭く使い勝手悪くなります。
また、水栓金具に取水用の金具を取り付けると、その分、吐水部分が低くなり、洗い物をするのに不便になる。
浄水器に付属の吐水口をつけると・・
そういった状況を回避するためには、次の様な手法がとられます。
1.混合水栓金具の底上げをして、吐水位置を上げる
2.混合水栓金具と別の給水を設けて、専用金具を使わない
3.別口の浄水器専用水栓を取り付ける
「1」に関しては水栓金具のメーカーで「底上げ金具」が用意されているので、それを購入して設置します
「2」に関しては、前回ご紹介しております。「こちら」をご参照ください。
「3」について今回ご紹介します。
別口の浄水器専用水栓金具を用いる場合、次の場合が考えられます。
別口水栓金具
ビルトイン型水栓金具
今回用いた浄水器は、ゼンケンのアクアセンチュリー・スマートです。
ゼンケンの浄水器についてはこちらをご参照ください。
ゼンケンの浄水器(右)とTOTO浄水器専用水栓金具(左)
〇水栓金具とホースの取り付け部
ゼンケンの浄水器には専用の吐水口が付属されていますが、今回は内蔵するので使いません。
廃棄物になるのも嫌なので、販売店の方に吐水口とアタッチメントを返して、他のお客さんで必要な方に譲ってもらうように頼みました。
二本のホースはTOTOの水栓金具に直結できるようにチューブ用のアタッチメントを取り付けます。
カクダイ 浄水器用ホースニップル//内径6ミリ 070-900 ×2を使用しました。
〇カウンターに穴を開けます。
この作業は設備屋さんにしてもらった方が賢明です。専用のドリル刃でないと開けられません。
また、カウンターによっては薄いステンレス板一枚の場合があり、グラグラしてくるので、裏打ちの合板を当てがって補強しました。
こういうところはプロの業者の方が対応がスムーズです。
〇水栓金具の設置
〇分岐水栓の設置
シングル混合水栓金具に給水している止水栓を分岐水栓に取り替えます。
TOTO 浄水器用 分岐付き止水栓 TK300C1 を使用しました
〇浄水器本体の設置
分岐水栓と浄水器のホースを繋いで完成です。
これで取り付けは終了です。
あとは通水し、浄水器のカートリッジ内の空気を抜くまで通水します。
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