住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

萩とhal

2009-09-09 13:22:59 | 小川エリア
(小川のほとりにある萩、リビングより眺める。しらつゆはおりてませんが、想像でね)

9月7日から24節気白露(はくろ) 太陽黄径 165゜ 大気が冷えて来て、露が出来始める頃

72候 第43候 草露白(くさのつゆしろし)草に降りた露が光るころ。

今週の日曜日に迫った建築士試験の為、連日の講義です。受験生のみなさまは大変だと思いますが、教える方も結構大変なんです。夏の初めから始まったこの講義も、授業が終わり、帰宅の車の中、窓から入ってくる夜風は、もうすっかり秋でした。。。
いつの間に・・・って感じです。

秋の草の萩の葉っぱに、朝の光を浴び、白く玉状の露が光る様を見て一句、といきたいところではあるが(なんて句は詠めない)、うちの小川のほとりに植えてある萩は、ボーボーに伸び、歩くのが邪魔で花がつく前に切られてしまうし、例の”芸者”と呼ばれる虫の、その成虫に食われ放題、なかなかうまくいかないものであるが、それもまた楽し である。

(「hal」日和、神楽坂・「うつわの手帖」カフェin「フレスコ」で会場構成しました、そしてまぎれて「住みこみ」本)
 
そして勝手にお知らせ。2009/07 沼津の器と生活雑貨のセレクトショップ「hal」の後藤由紀子さんが本を出しました。由紀子さんが日々の暮らしで感じる事や大事にしている事を、丁寧に愛らしく綴っている本です。 
わたくしごとですが、「hal」は、以前(2006/12)、「住みこみ」本を出版した時、出版記念巡回展をさせてもらった場所です。由紀子さんはじめ、後藤家のみなさまには会期中も、沼津の美味しいお店や、お勧めの海岸などに連れてってもらったりして、とってもお世話になリました。

「hal」日和/ (ナチュリラ別冊) (単行本) /後藤由紀子 著/主婦と生活社
http://www.shufu.co.jp/books/00004142.html
うつわの手帖〈1〉お茶 (単行本) /日野明子 著/ラトルズ刊
http://www.rutles.net/books/206.html

=戸田晃建築設計事務所=



夏海老根

2009-08-12 07:14:15 | 小川エリア
(ふと気が付くとひっそりと咲いていました/小川エリア)

8月12日 38候 寒蝉鳴(かんせんなく)  寒蝉とはひぐらしの事。暑さもこれからというのに、もうひぐらしの話題ですか?確かにこのひぐらしが鳴き始めると、夏が終わっちゃいそうで、いろいろな面であせり始めた・・・そんな小学校の時の記憶がよみがえります。うちの娘の”夏休み自由研究”もそろそろ本格的に考えなくては・・・(じゃなかった、考えてもらわねば!でした)
夏の静けさどころか慌しくなりそうです。

写真は今朝6:00に撮った”夏海老根”花の少ない夏の小川エリアの庭で、久しぶりの彩りを添えてくれました。本日より、”サーファーの家”の乗り込みです。一部解体の様子を確認の為、朝一番で出かけます。「さあ今日も一日頑張ろう~~!!」(あれ何だか気持ちにまで彩りを添えられた感じです)

蝉で思い出しましたが、先日、飯田橋の駅前の木々のみんみんぜみの大合唱は圧巻でした。夏の暑さを醸し出してるというより、脳みそがとっ散らかっちゃう勢いでした。その飯田橋の近く神楽坂にある 手仕事の器 La Ronde d'Argile (ラ・ロンダジル) で、靴作りと溶接の師匠?マスミツケンタロウさんの展覧会をやってます。「ハウスとエミオワス展」13日木曜日まで。(またまたほぼ事後報告)

=戸田晃建築設計事務所=



立浪草

2009-05-19 16:25:44 | 小川エリア
(4/27 小川エリア)
この立浪草は小川エリアの、池のほとりに群生しています。池を造ってから間もなく植えた植物です。この花は皆同じ方向に咲き、波頭が立ち上がったように見えるから、立つ浪(なみ)草だそうです。7mm程の小さな花でよーく見ないと解りませんが、可憐な花です。

名前の付け方も解りやすいのですが、それを水辺のイメージで池のほとりに植えるのも、また解りやすい性格だと我ながら思ってしまいます。
でも、花の形を波にたとえるなんて、昔の人はロマンティックだったんですね。

ただし、とても丈夫ですので、油断してるとひとりでに増え、庭じゅう大洪水になったりしますのでご注意をあれ。

(5/2 小川エリア)

上の写真は4/27頃撮影です。紫の花が在来種といいたいところですが、この草は世界中に200種類ぐらいあるそうで不明。下の写真の白花が5/2撮影です。その花の色から「5月に白波がたつぐらい天気が荒れる日がある」 とでも勝手に見立てましょうか~
我家での花期は約1週間違いです。

立浪草(タツナミソウ):シソ科タツナミソウ(スクテラリア)属・耐寒性多年草(花3~4月・草丈15~30cmくらい)日当たりのよい林縁や草地に生育、日本自生(本州~九州)、朝鮮半島~中国、台湾~東・南アジアに分布