住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

造り付け家具

2016-03-27 03:02:54 | 建築設計

(スケッチ)

k邸の家具工事です。

一つの空間を造り付け家具によって仕切ります。段差があり、入れ子状態(両面より使用できるように考慮した)ため、形はかなり複雑になってます。その為、図面に加え、スケッチや模型などを制作して、全体イメージや段差処理などを説明し、意思の疎通を図ってます。

とても熱心な職人さんは、その意図を一つたりとも見逃さないようにと、細かく質問してくれて、時に、その模型を写真に収めながら、何もない状態から、一つの形・空間が生まれてきます。

詳細な部分など、直接職人と打ち合わせをさせてもらいます。ここまでくると、一日一日、また打ち合わせを重ねるごとに、空間の密度が上がっていくのを感じます。

 

(部分模型)

(部分模型を写真に収めるY木工所のYさん)

 


東京 八王子

2016-03-08 18:07:07 | 建築設計

この「グリーンハニ-」は加熱処理を行っていない、八王子産の純粋な蜂蜜。秋に収穫された比較的甘さは強いものの、自然でやさしい味です。

販売元は、この地に根ざして農業を続けている 株式会社 FIO。

先日、そのFIOの事務所で公開ミーティングがありました。そのメンバーのほとんどが20歳代の若者です。テーマは「都市農業は必要か?」「農業の可能性」等でした。メンバー8人と、事前に申し込んだ、FIOや農業に興味のある人達と一緒になってのミーティングでしたが、農業単体の話に留まらず、FIOの行っている体験型農業の強みを生かした食育、また、農(食)を通して地域(のつながり)に貢献出来る事は何かという話にもなりました。

多摩ニュータウンのビル群に隣接して農地がある…里山もある…都会でも田舎でもない、いい意味で中途半端な八王子。そんな場所だからこそ出来る事ってまだまだたくさんある。そんな可能性を感じた今回のミーティングでした。

(スズメバチ酒、ミツバチの天敵駆除の副産物!?)

これからが面白いぞ!   東京 八王子

 

 


庭が動く!?

2016-03-08 16:27:30 | 建築設計

土が動く 苔が動く 庭が動く

訳ではありませんが、24節気の「啓蟄」で虫が動く、ついでに我が家のひき蛙も動く…

「ここに居たのね~」冬眠から目を覚ました蛙たち。新たに整備した苔をかき分け、この小さな中庭で、恋のハーモニーが始まりました...

春です!