住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

かわいいキノコ

2010-10-19 03:59:19 | 我が家の庭


我が家の、秋の庭から冬の庭に向けての用意、枯れ葉が飛びすぎないように、今のうちに庭の樹木を剪定していた時のこと。
山毛欅(ブナ)の枝を払い、それを片づけていたら、あれまっ!、何かが根元に生えている。
「これぞキノコ」というたたずまいは、何だか食欲をそそられる色と形。そして、かすかにいい香りがする~
そこでは、山毛欅(ブナ)の根本に生えてるから、ブナシメジって単純な発想しかできない自分!

どう見たってシメジじゃあないだろう~



こんな感じで、我が家の前庭に生えていた。絵に描いたような、かわいいとさえ思えるキノコでしょう~

「食べれるのかな~?」などと思いながら、何気なく辞書をぱらぱらしていると、ん?似ている。「天狗茸」
あの毒キノコの代表格のような紅天狗茸の仲間である。

夏から初秋にかけて針葉樹、広葉樹林などの根元に生える。
”有毒”で幻覚症状何かも起こすらしい。嘔吐・腹痛・下痢・視力障害などを起こし、まれに死亡したりもするらしい。



はじめは盛り上がった斑点のあるお饅頭みたいな形だったのが、次の日みたら、いきなり傘が(ちょんぼ)に開いたような形になっていた。

うう、紛れもなく天狗茸の特徴。

ああっ、口にしないで良かった。しかしだめだといわれるとますます食べたくなるのは、どうしてでしょうか?(さすがに食べませんでしたけど)
トリカブトなどと同様、日常にある神秘と恐怖。



シソ科の宿根草、花虎の尾。とても強い草ですが、さすがに今年の猛暑では、花付きが悪い。



あまりおもむきがある花とは言えないが、この時期、花の種類が少ない我が家の中庭に、彩りをそえてくれる。



イカに、みえなくない、山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)。ホトトギスのお腹の模様に、見立てて付けた名前らしい。そういえば我が家には玉川杜鵑(タマガワホトトギス)も植えたな~どこに植えたか、記憶がだんだん薄れてゆく。。。今日夕ご飯食べたっけな~~~やばっ!!



生前父にもらった盆栽を、地におろしたものに今年も赤い実が付きました。木の種類は確か、錦木(ニシキギ)だったと思う。。
あまり大きくならず、紅葉がきれいな、我が家のような小さい庭には便利で楽しめる木。



普通の水引であるが、こちらは葉っぱが斑入りで、日陰も強い草なので、明るさと彩りに、結構野放しにしている草。
でもほっとくとすごいことになる(増える)野草でもあるから注意が必要。

とか、書いている私は、ただ今ぎっくり腰を発症し、自宅で療養中。
今回の庭の剪定でグキっとなった・・トホホです。

=戸田晃建築設計事務所=