住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

設計事務所が行うリノベーション

2016-12-12 17:09:29 | 建築設計

現在発売中の雑誌のリノベーション特集で、当事務所設計の「北町の家」が紹介されてます。
[住まいの設計](イマドキリノベーション スタイル case10)/扶桑社刊

最近はDIYのリフォームが雑誌などでよく取り上げられてます。素人の人が積極的に家づくりにかかわる事はとても良いことだと思いますが、一方で手の入れ方(手を入れた事)によって、残念な事例も多く見受けられるのもまた事実です。

生活の古道具を扱う私の友人が「古いものがいいのではなく、いいものを正しく手を入れてきたから今に残っている。(この場合の“手を入れる”はお手入れとか修繕の意味であるが…)だから正しく手を入れ、後世に引き渡す事が必要」と言っていた。

後世に引き渡すかはどうかは別として、手の入れ方によってはその寿命は長くも短くもなる。当然、素材の事、塗装の事、接着の事などをよりよく知り、正しく手を入れる事が必要であると思うのです。

リノベーションは古いものに愛しみ活かしながら、そこに住む人のこれからを話をし、考え、再構築する、だからプロのスキル、新築以上にプロのスキルが必要なのです。

以下は扶桑社hpより

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リノベーションって、リフォームとどう違うの?というのが、素朴なギモン。一般に住宅のリフォームとは、古くなったり、不具合のある部分を新品同様に施工し直すことをいいます。対してリノベーションは、古くなった住宅を設計の力で再構築し、新しい暮らし方の提案まで盛り込むもの、という考え方です。また古さを悪いものと捉えるのではなく、古くてもいいものはそのまま使っていくという側面も持っています。温故知新ではありませんが、古いものを生かすリノベーションというのも、家づくりのひとつの選択なのです。

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[住まいの設計]がリノベーションの特集を組む時代になりました。

上記実例のほか、当事務所でも積極的にリノベーションに取り組んでおります。ご相談だけでも結構です。お気軽にご連絡くださいね!