住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

空からやってきた

2010-06-30 16:59:53 | 我が家の庭
(写真中央よりちょっと上。)

これヤゴ?いよいよお出まし!?
娘よ、これで我が家の池は、本当の「トンボ池」になったか??



こちらはアメンボ。漢字では「飴ん棒」 でもカメムシの仲間。

でも、なぜ我が家の池にアメンボがいる?入れた覚えがないのに。しかも、子供が生まれて何匹もいるのだ。。

と思いきや、アメンボは飛ぶんです!

水を求めて・・
餌を求めて・・
フィアンセを求めて・・

そして、我が家にたどり着いたのか?

「なぜうちに来てくれたの?」
「鳥に食べられたり、危ないでしょうに~」
と言いながら、娘は結構嬉しそうだった。

=戸田晃建築設計事務所=

第3の湯

2010-06-30 16:39:53 | 建築


夕方、日が落ち切らない頃の銭湯は気持ちいい~

といってもレジャーではありません。地下水を利用したお湯を感じ、併設の水風呂を体験するのが使命。あくまでも仕事の一環なのです!
しっかりとリラックス、いや、調査してまいりましたぞ。

ここ神楽坂には2件の銭湯が残っている。こんな街なかに2件もあることに少々驚き。しかもまだ夕方5時だというのに、結構混んでいる。。
外観は伝統的な破風つくりのその内部の天井は6mはありそうだが、そこに特別何があるというわけはなく、いうなればただの空間。銭湯ではめずらしくないが、場所柄を考えるととても贅沢なことに思えてくる。
そしてこの何もない空間はよい。何もないから気持ちよいのかもしれない。

しかし、この外観は少々もったいない。
昔は、道路から、建物全体がきれいに見えたんだろうな~

大きな道路沿いは比較的大きな建物が建ちやすい。
建築の法律でも、火事や地震にに強い、現代の建物に建て替えることを奨励している節もある。

その結果ということではないとは思うが大きな建物に押され、この様な建物が、ひっそりと姿を消してゆくのは寂しい限りだ。

ちなみに第一は阿佐ヶ谷にあり、、第二はかつて羽田にあったらしい。

=戸田晃建築設計事務所=

みどり

2010-06-23 10:22:53 | 建築


緑豊かな場所はやっぱり良い。

白詰草(シロツメクサ)の原っぱなんて素敵じゃあないですか?
といっても、ここは八王子じゃあありません。りんかい線の国際展示場駅前です。

ある複数の会社が主催したエコ製品の勉強会。
家庭用燃料電池についての勉強会があり、いってきました。

なんでも、我々が暮らしている地球の事を思うと、今や、家庭でも発電にいきつくというのである。
しかしまだ一般的に普及のレベルではない。コスト的な部分も大きいと思う。
また、太陽光・風力・地熱等方法も色々ある。

そもそも基本的に電気か、ガスか ということもある。

各方式で普及させたいという供給側の思惑も感じる。

そんな中で、将来的にどの方式がよいのか、ミックスなのか、設計をする立場で、自分なりに見極める必要を感じているのだ。

どの方法がよいかは、今の時点では言い切れないが、ひとつだけ言えることは、知らぬ間に、しかも確実に、家庭からCO2を出している事は間違いなく、それをどうにかしないといけない時期に来ているのも、また間違いないということ。地球温暖化抑制について、家庭レベルで何が出来るかはということは、とても重要になって、その家庭の器ともいうべき、住宅の設計をする我々にとっても、大事なことなんだ。

そして、エコを考えるのと同時に、一方でみどりを増やそうと運動も増えてきている。木を植えよう、みどりを増やそうという方向はとてもよいが、でもね,それをどう利用していくか、そして何より楽しまないと、もったいないし、続かないと思うのだ。

エコですよ~とか、ここで休んでいいですよ~みたいな思惑が出過ぎている”みどり”は逆に落ち着かないと思うんです。たとえ、思惑があったとしても、それを感じさせない力が必要だと思う。それは造る側のデザイン力にもあるかもしれない。。

地球の為もそうですが、自分たちの為のみどり。

と、誰一人休んでいない、都会の白詰草の原っぱで、ぼんやり思う。

ちなみに白詰草は明治時代以降、ヨーロッパから入ってきた植物。
帰化植物と聞いて、ちょっとショック!



こちらは磯沼ファーム。
やはり八王子の風景 落ち着く~



カウガールとカカオちゃん。
ちょっと会わないうちに、大きくなったでしょう~

娘より既に何倍も大きいカカオを、ロープ一本で散歩している姿に、たくましささえ感じる。



我が家生まれのひき蛙の子供。
油虫が餌になる。

害虫が一方で生きる為に役立つ。

そんなこんなで、自然の造り出したもので、害になるものはいないのかもしれませんね。

そんなことも含めて”みどり”か?

=戸田晃建築設計事務所=

つくしちゃん

2010-06-18 08:27:10 | 我が家の庭


我が家の庭より育っていったシジュウカラの子供。
我が家でのネームは「つくし」ちゃん。

その成長過程を常に観察していた娘の、その顔を覚えている!? というわけではないと思いますが、娘がそっと近づいていったら、あれ?手に乗ってきた。
しかしその子供、よく見るとくちばしの上の部分がない。

「野生でしっかり生きていけるのだろうか?」
娘は心配でたまらない。

この写真は5月の上旬。
その後、どうしたんだろうか?

我が家の食卓には、香辛料と一緒に、いつでも観察できるよう、双眼鏡が置いてある。

家に居ながら、バードウォッチング! なのである。

=戸田晃建築設計事務所=

ベトナムの人

2010-06-17 20:54:45 | 我家の歳時記


本日は講師の日だった。その帰り道。

町田の本屋に立ち寄ってみると、以前、木工教室でお世話になった前川秀樹さんの作った「旅する灯台」が来てた。
これはアノニマ・スタジオのブックフェアの一環で、いわば旅の途中。あちらこちらを廻っているらしい。。。
思いもよらぬところで、ふと出会うのは、まさしく旅!

あれおかしいな~

旅をしているのは灯台のほうなのに、なんだか自分が旅をしているように思えてくる。

まあ、自分の仕事は、明日さえもどうなるか解らないフリーランス。日々が旅みたいなもんか~



家につき、休む間もなく、今設計している住宅の構造について構造設計士の事務所に相談に行った後、事務所に戻れたのが意外に早く、まだ外も明るかったので、急遽、娘とバトミントンをする。

そして日没コールド?の後、あまりに暑かったので、オートバイを引きずり出し、娘と2人でそこら辺をぶらぶら走り回る。。

これが意外と涼しい。ちょっとした夕涼みだ。

そう言えば、ベトナムに行った時、夕方になるとどこからともなく2人~5人乗り(中には6人ぐらい乗っているのもあった)の家族づれのオートバイで、町中がいっぱいになってたっけ。
あれも夕涼みだったと聞いた事がある。

我ら、ベトナムの人?

我ら、やっぱり旅してる?

そんな、なんでもない日常が、結構気に入ってたりする。

=戸田晃建築設計事務所=