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(小川エリア・地海老根)
4月の終わりごろ、小川エリア・露地エリアの日陰部分がひときわ華やぎます。海老根(エビネ)達の開花です。
この花は庭作りを始めた頃からの付き合いです。いつも「そこ」にいるはずなのに「また来てくれたね!」と思ってしまうのが、山野草の不思議なところです。最初は1株だったこの高根海老根も今では7~8株に増えました。ちなみに海老根は地下茎で増え、その茎の形が海老の尻尾に似ている事から付けられた名前だそうです。
海老根は葉の形、花の形も好きですが、「日本原産!」「日本古来の野生蘭!」という言葉にもグッときます。
余談ですが、日陰の部分は、ほおっておくと陰気になりがちですので、明るいもの、華やかなものを植えるように意識をしています。また山野草の庭では邪道かもしれませんが、斑(フ)入りの植物なんていうのも植えたりしています。
海老根(エビネ):蘭(ラン)科エビネ(カランテ)属の地生ラン。多年草
沖縄を除く日本各地の山野樹林下などに生える。
学名は、Calanthe discolor Lindl、
英名は、calantheです。
属名のカランテ(calanthe)は、ギリシャ語のkalos(美しい)とanthos(花)に由来しています。その名もズバリ「美しい花」
開花時期は、4月から5月。
落葉種もあるみたいですが我家にあるのは全て常緑種。我家では真夏に咲く「夏海老根」もあリます。忘れた頃に花を付けるちょっとうれしいヤツです。