建築やインテリアを紹介するHomifyで当事務所設計の住宅「千人町の家」の一部が「カラーや素材で選ぶ!壁の特徴のある空間5選」と題し紹介されてます。和室という日本の伝統的な空間に、イギリスの職人の手作業による伝統的な工法でつくられた壁紙を合わせ構成した空間です。
補足として、正面障子は施主の名字の頭文字「U」をモチーフにデザインしました。細かい事でいえば、畳はあまり「和」に引きずられ無い様、畳の縁が無い琉球畳にしてます。また畳とカバ桜のフローリングとの段差を無くしました
ところで、一体感のある空間を考え間取りを意識したはずが、なんか一体感を感じないな~と感じた事ありませんか?その原因の一つに建具があると思います。建具の代表、2枚引違いは1/2、三枚引違いは1/3の建具が残ります。つまりその分、開き切れていないという事です。また」一見引き分けは100%開放出来そうに感じますが、結局は引き分ける為の壁が必要になります。
では折戸はどうか?確かに開き度合いは上がりますが、やはり左右どちらかもしくは両方に、建具がたまります。そのたまり具合が良ければ幸せですが、そうでない人もいらっしゃると思いますし、そもそも開けた時には建具を感じたくない・建具を見えなくしたいと感じる人も多いはずです。
そこで考えたのが、前にもこのブログで書きましたが、、建具を収納する押入(笑)
押入の内部まで敷居が入り込んでいて、和室とリビングを仕切る時には、押入の障子をちょっと開け、3枚の襖戸を引き出した後、障子を閉めるのです。これで開口も広々で襖も表に見えずすっきり!一体的な空間が生まれます。どうです、夢の様な仕組みでしょう~?笑
この一枚の画像から話は尽きません。
話は大きくそれてしまいましたが、下記URLより建物の紹介ページに入れますので、どうぞご覧下さいね