浴室に富士山をえがきました。
形・色・質感もばらばらなタイルのパッチワーク。
時に湯風呂から、時に水風呂からその富士を眺める事が出来ます。庭に突出た壁・天井ガラス貼りの大きな窓から、庭の木々の様子を感じ取ることが出来ます。
それはまるで森林の中で入浴しているような・・・そして湯気の向こうには富士山。
設計したお風呂に入浴できるのは設計士冥利に尽きるというものです。感謝!
そして製作裏話。まず富士山のスケッチ、それを型紙を興し、その上にタイルをレイアウトして、それをタイル屋さんが1枚1枚張ってゆく。
壁は朱色より藍色までのグラデーションになっているのですが、その先行して製作したグラデーション壁の間に、目地の巾も頭に入れてミリ単位でレイアウトしはめ込まなくてはいけない。思った以上に手間と根気のいる作業でした。
現場の監督をはじめ職人の皆様の協力なくしては出来ませんでした。感謝!
=戸田晃建築設計事務所=