住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

事務所の事が雑誌「住む。」に紹介されてます

2022-07-01 12:52:33 | 建築設計
事務所の事が「住む。」に紹介されました。
雑誌「住む。」は20周年を迎えたそうです。おめでとうございます。
実用特集として事務所と自宅の事を記事にしていただいています
事務所兼自宅が完成したのが2001年5月、そして記事として取り上げていただいたのが二年後の5月、季刊として創刊2年目の2003年の「住む。」(5号)でした。その後も当事務所の仕事や設計したお宅を何度か取り上げていただきました。
今回の記事はそれから4年後の2007年22号で取り上げていただいた竣工後5年の頃のものです。
当時の自分は「家は作りこみ過ぎず余白を残し、生活の変化とともに自ら手を入れながら自分や家族のカタチを模索する、家づくりに終わりはない」ことを楽しみ、嬉々としていろいろ説明していました。今読み返してみると恥ずかしいですね
2022年、15年も経過すると小学生だった娘は成人し家を出て一人暮らしをし、子供部屋は妻のアトリエの変化し、山野草の庭は数を減らし、変わって徐々に増えつつある脇役だった苔が主役の苔庭に変わる、事務所は小さく仕切ることをやめ一つの空間にし…等々 いろいろ変わってます。そしてこれからも変わります。間違いなく変わっていくでしょう~
そういった意味では、家づくりに終わりが無い事を実証しているとも言えますー
他にも20年の前と今を振り返り、時代や社会が変化する中でも変わらぬ部分を大切にした暮らしを、実例と共に紹介した記事など読み応えのあるものになっていると思います
「住む。」82号/泰文館刊(P73~P79)に紹介していただいてます