沢沿いの楓のイメージです。
山から降ろしてきた樹木の、その独特の樹形には一本一本その形が出来上がった生い立ち(ストーリー)があります。
もともと南斜面にあって、何年か何十年か前に、倒木とか何かの外的要因で主幹が抑圧され、それでも枯れる事なく生きようと、さらに光の方向に伸びてゆく・・・
樹木を目の前に、いろいろ想像するのは楽しいことではありますが、いざそれを庭に使う段になってそれを見誤って使うと、さぁ、とんでもないことになってしまう。
うーん何だか違うな~ということになりかねない。その「何だか・・・」が実は一番怖い言葉だと思う。これは庭のみならず、建築でも絵画でも同じだと思う。
住宅設計は、楽しくもあり、また怖さとは違うかもしれませんが一種の緊張感があります。
(仮称)k-ホワイト邸 庭の二期工事 画面左側に沢の基礎が見えています。
=戸田晃建築設計事務所=