T左官「ざっくりやりたいね~」
私「ざっくりとね~」
Oリフォーム工事でT左官職人との会話。壁の質感や塗り方のイメージでの話。
1力を込めて一気に切ったり割ったりするさま―ではなく~
2 深くえぐれたり、大きく割れたりするさま―でもなく、もちろん、えぐったり割ったり、奇をてらう事はせず~
T左官「ざっくりやりたいね~」
私「ざっくりとね~」
Oリフォーム工事でT左官職人との会話。壁の質感や塗り方のイメージでの話。
1力を込めて一気に切ったり割ったりするさま―ではなく~
2 深くえぐれたり、大きく割れたりするさま―でもなく、もちろん、えぐったり割ったり、奇をてらう事はせず~
住宅省エネルギーの設計者講習を受けてきました。修了証もいただけそうです。
これで平成27年4月1日よりの省エネ基準の施行に準備万端です。 と言っても、講習を受けたから全てが良いというものではありません。一日程度では到底理解できるものではありません。
当事務所では、現在進めております新築物件で新基準を視野に入れ、断熱性能の向上を図ったりしてます。今回の講習はその来年の施行に向け、知識の裏付けや施工技術の確認に、とても良い機会になりました。
今回の省エネ基準での計算方法はとても細かく複雑です。また省エネ効率や数値化しやすいという観点から、古いものより新しいもの、中小零細企業が作る製品より大手メーカーが供給する省エネ家電製品と、(省エネ性能が上がるのでそれは良いことでありますが)数値を追い求めるばかりに画一化し、味気がないものになってしまうようにも思えます。
住宅を中心に設計業務をおこなってきたものとして、もちろん数値をクリヤ-した上ではあるが、そこに住む人たちがいかにその人(家族)らしく、快適に暮らせるか?という事に立ち返り、新たな時代の住宅の在り方を模索していきたい。
事務所に戻り、テキストを読み返してみて改めてそう思った…
設計で細部を考える時、その箇所に応じて、詳細図面や、カタログや、模型、はたまたスケッチなどでその納まり方を考えますが、それでもどうしても解答が見つからない時がある。そんな時、最終手段としての方法が、現場で(実際に現物や実際の寸法で)考える がある。
アメリカから遥々2カ月掛けてやってきた両開き木製扉。アメリカ式に言うとアウトスウィングフレンチドア。その上部に横滑り出し窓⇒同じくオーニングを取り付ける設計。しかしこの2タイプの開口は、プロポーションは当然違うし、微妙ではあるがワイドのサイズも違う。大きく違っていれば逆に考えようがあるのだが、その“微妙に”が曲者である。それをどのような寸法でいかに合わせるか?また開口廻りの壁との取り合いが今回の課題。何事にも出会い方が肝心なのである!?
(仮称)Y邸新築工事の現場で登場の木片。何種類かのパターンを現場で不要になった壁材の余りの木片に、一分の一の寸法で書いてもらい、それを実際に充てながら、T監督とO大工、それと私とであれこれ打ち合わせさせてもらいました。
あれこれ考えていたのが嘘のよう~「よし、これだ!」とサクサク決まる。
さんざ考えていても実際に寸法を充てた方が早い!いやさんざ考えていたからこそ早いのかもしれない。この日、玄関廻りは無事決まり施工に入ってもらいました。フゥ~
ただしこの方法、現場の段取りや工程に影響しかねないカ所なので極力少なくしたい!と、思っているのですよ、本当に…
理想でいえば、敷地の中に庭いじりの為の小屋があったほうがよい。
基本その1、靴のままで入れる事
長靴を履いていると、とても脱ぐのが億劫です。何かの用事で脱いだり履いたりしていると、その煩わしさから、ついつい庭が遠のきます。床は出来ればコンクリートや石張りでなく、土の三和土にすると、温かみもあり足にやさしい。
基本その2、座りながら眺められる
お茶でも飲みながら、ぼーっと眺めいて、ふとひらめいたりすることがある。それが大事である。そしてすぐ出れる。寒い時の和室であれば畳用床暖房がありがたい。
基本その3、水回りは近くに
一休みのタイムミングは大抵水回り関係。
お茶、手を洗う、用を足す 時に野菜を洗う等、特に便意は突然やってくる。長靴を慌てて脱ごうとして靴についた泥が周りに飛び散ったりすることがある。出来れば土間続きか、土足のまま使用できるのがよい。
お湯を沸かせる機能があればなお良い。夏冬限らず、庭を眺めながらの熱い日本茶は必需品。
冷蔵庫付のミニキッチンは便利であるが見栄えがちょっと…という人には、扉を付け、壁と一体化させる方法もある。
尚、水栓は泥はねを考え深めのものを。
基本その4、庭の道具置き場
剪定ばさみや雑草抜きの道具をぶら下げたままで座ったりすると、椅子や畳が傷ついたりすることがある。かといって、机や棚に置くと汚れる。
ぶら下げた状態で収納できるように、また手袋や麦わら帽子が掛けられるようなフックか、手摺状のバーに洗濯バサミなどで挟むのがよい。
当たり前の様な事を、勝手に書きましたが、すべて自分の経験からくるものです。それらを少しでも解消し、少しでも多くガーデンライフを楽しめるように設計に心掛けてます。たとえ3畳でも庭を含めた空間として無限の広がりがあります。
そして日常の中のちょっとした非日常、小屋にはそんな一面もあるように思います。