住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

木村二郎さん

2009-11-24 16:32:03 | 展覧会
11月22日は24節気 小雪「寒さまだ深からず、雪まだ大ならざる」山が雪化粧を始めます。
そして72候 第58候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)でした。

11月23日、木村二郎さんの回顧展をみに八ヶ岳まで行ってきました。

http://www.tsugane.jp/meiji/rejiro.html

この日の八ケ岳はかすかに雪化粧。山麓の道路脇には雪が残っていました。こちらの11月は特に厳しいという話でした。



当日は晴天に恵まれ、



小淵沢在住のデザイナーの案内のもと



日頃行く事が出来ないようなところに連れてっていただきました。



廻っている途中の絵本美術館ではこんな事をしたりで”男子部”の勢いは止らず、お目当ての回顧展にたどり着けないかと思いました。

そして回顧展。画像にはありませんが、回顧展を通し、木村二郎さんの没後、5年経った今でも、確実にこの地・こころの中に生きつづけている事を感じ、そして、新たになにかが始まる予感がある  盛りだくさんな一日でした。

浦田さん、シュウさん、そして悦子さん、いろいろありがとうございました。

=戸田晃建築設計事務所=





繋がり

2009-10-21 00:29:20 | 展覧会


最近、人と人が”繋がっていく”事が増えていると実感する。違う人から同じ人を紹介してもらったり、全く違う場所で、同じ人にばったり会ったり・・・
それは広がっているといえば、必ずしもそうとも言えない気がする!広がっているようでコアな世界に入っていたりする。あるいは世界が限定されはじめているのかも・・・いずれにしても、無理して付き合う事が少なく、会うべきして会う といったら大げさかもしれないが、とにかく居心地がよい。歳を重ね、鼻が利くようになってきたとも言える。。こんな感じで仕事も、今まで以上に廻ってってくれれば幸せなんだが、、、あまりにも都合よすぎか??

『住みこみ』本のデザインを手がけてもらった、葉田いづみさんのHPを覗いていて、そんな事を思った。
http://www.ne.jp/asahi/mame/niwa/  
のhpより引用

沼津の雑貨店halの店主・後藤由紀子さんの『ワードローブと日用品』(マーブルトロン)が発売になりました。後藤さんとは、halで開催された『住みこみ』という本の出版記念展のとき以来のおつきあいで、いろんな場所で遭遇しては楽しくお話させて頂く関係です。(沼津に住んでいるとは全く思えない頻度で出会います)ものが本当に好きで好きで仕方ない、彼女の熱い思いが詰まった1冊。カバーのキルトスカートの写真が目印です。

という事で、9月9日のブログに続き、勝手にお知らせです。早くも二冊目の出版です。後藤さんやるぅ~
http://www.marbleweb.net/books/check.php?no=363 

そしてその本のデザインを担当したのが、葉田いづみさんです。先日お会いした時も、25日の[緑と共に暮らす家] に遊びに来るかも?といってました。是非、お越しくださいね。

=戸田晃建築設計事務所=

粘土と土祭

2009-10-07 16:12:34 | 展覧会
 第48候 水始涸(みずはじめてかれる) 10月3日~7日。秋分も最終候です。水田の水を抜くころ。もうすぐ稲刈り。


(デジハリキッズチャレンジで娘と大学生)

先日、デジハリで行われた「クレイアニメーションに挑戦!」に娘と参加しました。

デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオは、八王子市で廃校になった小学校をリノベーションしキャンパスにしている。外観はあまり手を入れていないのは、その建物が”貸与”の為?か、門のところにある表示プレートと、玄関庇上のCIがなければ、その学校と気がつかない。子供の頃から馴染みのあるような外観と”デジタル”の響きが何ともよい。。

クレイアニメにしても、ちょっと動かしては1コマ撮影し、パソコンに取り込んではまた1コマの繰り返し、そして休憩の時は粘土がカピカピになるので、水をかけたりサランラップをしたり・・・デジタルなんだかアナログなんだかわからない感じが、デジタル人間になりきれない僕にはあっている気がする。4時間ほどの短い時間で、ソフトの説明から絵コンテを書き、作品制作、そして作品発表上映会と駆け足ではありましたが、娘も大喜び。しかし、以外に親の方が楽しんでいたのかも・・・


(写真左/エントランスホール 昔のいわゆる昇降口の雰囲気を活かつつのリノベ-ションは好きである 写真中/外から見た玄関ポーチ 写真右/各親子の作品発表会風景)

そして次ぎの日、益子の「土祭」に行ってきました。土をテーマとした今回のイベントは、「陶器市」に代表されるような器ばかりではない、土の可能性を感じるものとなっていました。そして、益子町民の、特にボランティアの益子の子供達がいきいきと参加している光景が印象的でした。このお祭りを期に「未来へ向けての取り組み」として、町民によるいくつかのプロジェクトが立ち上がったのも興味深い事です。


(音を聞くというより、音の中にいるといった感じだった。その場所にたたずんでいると、音本来が持っている情報といったらよいのか、それは気配だったり、安らぎだったり、または殺気だったりを、聞くんじゃあなくて感じとる事なんだと思った。そして、嗅覚だったり視覚だったりと五感が瞬時にリンクしてゆくのを感じた。大平神社境内で行われていた川崎義博(サウンドアーチスト)さんによる「聖(ひじり)音のある空間」にて)


(見事な満月! 「土祭」は新月から満月までの期間だった。たまたま選んだ日程が偶然そうなったらしい。月の満ち欠けのリズムは人の中にあるものなのでしょう。千秋楽の4日は十六夜。次の日が立待月、その次が居待月・・・後に見える土の壁は我らが(失礼!)吉谷博光さんデザインで、制作は挾土秀平 さん)



(写真左と中/、朝崎郁恵さんの奄美シマ唄とそれにあわせて踊る人達、 写真右/KINTAさんとその仲間による土人形。3000体があった。その中の一体が八王子にやってきました)


=戸田晃建築設計事務所=

[緑と共に暮らす家] 売地見学会

2009-09-29 03:09:48 | 展覧会
9月28日は第47候 蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)   虫が隠れて戸を閉める頃、すなわち虫たちが巣篭もり巣し始めるころ。私達が秋の風情を楽しんでいる頃、地中の虫達は着々と冬を越す準備をしているんですね。
3月初旬の「啓蟄」(けいちつ)初候「蟄虫啓戸」(ちっちゅうこをひらく)虫が穴から出てくる時節とは対をなしている。

先日娘と一緒に製作した「とんぼ池」の流れが出来た途端、その水の音に負けじと、虫の声が一段と大きくなったのは気のせいか?

さてお知らせです。我家でイベントが開かれます。ご希望の方は下記HPよりお申し込みください。お待ちしております。



戸田晃建築設計事務所 兼 住宅見学会 & [緑と共に暮らす家] 売地見学会 同時開催

10/25(日)10:00~17:30  場所:戸田晃建築設計事務所

八王子で土地を探している方、もちろん八王子でなくても
住まい作りを考えている方、庭作りを考えている方、リフォームを考えている方
住まい育てについて考えている方など是非この機会にいらしてください
当設計事務所の仕事や住まい方に興味のある方も歓迎致します
住まい作りのヒントが満載!、、、 何かお役に立てるかもせれません

デザインプロデューサーの萩原修さんの飛び入り参加決定!
数々の本や展覧会、9坪ハウスを手がけてきたシュウさんならではの
家に関するおもしろい話が聞けること間違いナシ
まだまだ、面白いメンツの飛び入り参加がふえるかも?

当日、古田食堂の古田陽子さんによるお茶とお菓子のお楽しみもあります
ご家族やお友達を誘って、お気軽にお立ち寄り下さい

お立ち寄り予約は下記まで
http://www14.plala.or.jp/akiratoda/

売り地についての詳しい情報は下記
https://www.boo-hoo-woo.com/housing/sale/s0005/index.html

当日は,歩いて行ける距離にある、仕事仲間のGuthrie's Marketで
「作る人の手から使う人の手へ」が開催されています

萩原修/(デザインディレクター)

1961年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。大日本印刷を経て、1993年よりリビングデザインセンターOZONEで、住宅、家具、日用品など生活デザインの展覧会を300本以上担当。
2004年に独立し、プロダクト、住宅、店舗、展覧会、コンペ、本、雑誌、WEBサイトなどの企画、プロデュースをてがける。
また、『コド・モノ・コト』『中央線デザイン倶楽部』『カンケイデザイン研究所』『かみの工作所』など独自の活動を展開している。
著書に「9坪の家」「オリジンズ」「デザインスタンス」「コドモのどうぐばこ」がある。2005年には、実家の後を継ぎ、『つくし文具店』店主にもなる。 著書に『9坪の家』、『コドモのどうぐばこ』、『デザインスタンス新世代のクリエイターと仕事 1』など。

■かみの工作所 
http://www.kaminokousakujo.jp/index.html
■中央線デザイン倶楽部 
http://www.chub.jp/
■国立本店
http://honten.chub.jp/
■つくし文具店
http://www.tsu-ku-shi.net/

古田陽子/HOME..主宰
http://home-home.jp/

西洋古道具 ガスリーズ・ハウス
http://www.guthrieshouse.com/

=戸田晃建築設計事務所=

「鉄道を見に行って、つくる」(ミニツク)展

2009-09-22 22:45:49 | 展覧会
ちょっとブログをサボっていると、明日はもう秋分。この日を境に夜が長くなる。そして72候 第46候 雷乃収声(らいすなわちこえをおさむ)夕立もやみ、雷もそろそろ鳴り収めるころ。 なんだか夏がなつかしい~

展覧会のお知らせです。明日より展覧会が始まります。一昨年、記念すべき第一回「ミニツク展」で”大賞”を頂きました展覧会の今回は第二回目。ここ数日、ガムシャラに作品を作り、本日やっと搬入してまいりました。
 何通りかの製作方法を模索し、途中の段階では、作品を作り終えるかどうか解からず・・・という訳ではありませんが、結局、DMも出せずに、写真にてのお知らせです。

10月14日(水)は、交流会で私も行く予定ですので、みなさんもお越しくださいませ。

(時間ぎりぎりまで手をいれてました。)

中央線デザイン倶楽部 第2回公募企画「鉄道を見に行って、つくる」(ミニツク)展

「ミニツク展」は、中央線デザイン倶楽部の公募企画展です。各駅の近くにある名所やこれはという場所を指定し、各自が好きな時に、そこに行って、見て、感じて、つくったモノを展示します。毎年1回開催する予定で、32駅制覇は、32年後と息のながいプロジェクトです。第2回の場所は、漠然と「鉄道」です。展覧会場は、国立の3会場です。国立には、北口に鉄道総研があり、新幹線ひかり号は、ここで開発され、国分寺市光町は、それにちなんだ町名です。

交流会: 10月14日(水)鉄道の日 19:00~21:00 gallery小花譜(こはなふ)
※どなたでも参加できます。

■国立本店 
http://honten.chub.jp/

会期:9月23日(水)~10月19日(月) 12:00~17:00 火曜休み

平本晃子 白川早苗 和久倫也 小野寺佑夏 戸田晃 西本良太 川島睦美

■つくし文具店 
http://www.tsu-ku-shi.net/

会期:9月23日(水)~10月19日(月) 12:00~17:00 火曜休み

林・恵子 江連アキコ ハマネ洋子 ルフトカッツェ Caro yuruliku switchdesign

■gallery小花譜(こはなふ)

会期:10月14日(水)~10月19日(月) 12:00~17:00

藤川征輝 足立 正 宮内賢治 橘 昌邦 橋本優子 伊藤佳美 スズキトモコ 中里裕美 今田美沙 丸山晶崇 齋藤繁一 いしぐろ ゆうこ 寺林省二 寺田尚樹 三星安澄 中村幸代

(小さい作品ですが、こんな感じ)

=戸田晃建築設計事務所=