(一本の木でも交配の加減で色の出方が変わる皐月/露地エリア)
飲みっぷり、食いっぷり、男っぷり、担ぎっぷり・・・ 潔い様、堂々としたたたずまいを表す言葉として広く使われる言葉であると思うが、木々にもその枝のあり様を表す言葉として「枝っぷり」がある。
自然の木々であれば、南面北面か、傾斜地か平坦か、乾燥地か湿地か、日照条件などその土地自体の環境、周辺環境によって、その枝の伸びる方向、伸びる速度、枝の出る位置・・・がそれぞれ違い、それによって枝っぷりがおのずと変わる。庭木や盆栽であればその手を入れた人の好みや見立て方、センスで変わるものだ。
私自身、庭いじりをはじめて、早い段階でひとつの難問?につき当たったのがこの「枝っぷり」に関係する剪定(せんてい)作業だった。自分は庭いじりは本職ではないし、それまで剪定バサミなんてまともに持った事さえがなかった。本来であれば、植木屋さんに全てお任せすればよい事であるが、我家のように建物が5つの庭によって成り立っている家では、庭はこの家のデザインの一部、と言うよりはこの家のあり様に深く関係し、とても人任せに出来ないと感じているからだ。
最初の頃は、剪定はただ枝を切ってしまえば良いと思っていたが、最近は 枝を整理する、枝を探す、5年後の姿を思い浮かべながら、残すもの切るものを決める事なんじゃあないかと。もっとも思ったように枝が出てくれなかったり伸びてくれなかったりする事しばし。生き物相手なので仕方ありませんが・・・
父は生前、盆栽を趣味のひとつとしていた。その鉢の数100を超えた。今ではほとんど愛好家に引き取ってもらったりしたが、5.6鉢私が引き取って地植えした。もっと多くの鉢を自分の庭に持ち帰り植えてみようかと思ったが、どうもしっくりこない。盆栽を眺めながら「どうしてこの角度?」「この枝はいらないでしょう?」など゛気になる事の方が先行して徐々にストレスになってくる。父が好きとか嫌いとかの話じゃああませんのでお間違いなく。。
盆栽は枝や幹を銅線で矯正するなど手を入れる事が容易な分、その人の手をかけた痕跡や、リズム感が出やすいものだと思う。
だからこそ、センスや好みの違いがはっきり出るものだと思う。
そこには紛れもなく、思いのつまった、”父の枝っぷり”があった。
皐月(サツキ):ツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。
(沼エリア)
飲みっぷり、食いっぷり、男っぷり、担ぎっぷり・・・ 潔い様、堂々としたたたずまいを表す言葉として広く使われる言葉であると思うが、木々にもその枝のあり様を表す言葉として「枝っぷり」がある。
自然の木々であれば、南面北面か、傾斜地か平坦か、乾燥地か湿地か、日照条件などその土地自体の環境、周辺環境によって、その枝の伸びる方向、伸びる速度、枝の出る位置・・・がそれぞれ違い、それによって枝っぷりがおのずと変わる。庭木や盆栽であればその手を入れた人の好みや見立て方、センスで変わるものだ。
私自身、庭いじりをはじめて、早い段階でひとつの難問?につき当たったのがこの「枝っぷり」に関係する剪定(せんてい)作業だった。自分は庭いじりは本職ではないし、それまで剪定バサミなんてまともに持った事さえがなかった。本来であれば、植木屋さんに全てお任せすればよい事であるが、我家のように建物が5つの庭によって成り立っている家では、庭はこの家のデザインの一部、と言うよりはこの家のあり様に深く関係し、とても人任せに出来ないと感じているからだ。
最初の頃は、剪定はただ枝を切ってしまえば良いと思っていたが、最近は 枝を整理する、枝を探す、5年後の姿を思い浮かべながら、残すもの切るものを決める事なんじゃあないかと。もっとも思ったように枝が出てくれなかったり伸びてくれなかったりする事しばし。生き物相手なので仕方ありませんが・・・
父は生前、盆栽を趣味のひとつとしていた。その鉢の数100を超えた。今ではほとんど愛好家に引き取ってもらったりしたが、5.6鉢私が引き取って地植えした。もっと多くの鉢を自分の庭に持ち帰り植えてみようかと思ったが、どうもしっくりこない。盆栽を眺めながら「どうしてこの角度?」「この枝はいらないでしょう?」など゛気になる事の方が先行して徐々にストレスになってくる。父が好きとか嫌いとかの話じゃああませんのでお間違いなく。。
盆栽は枝や幹を銅線で矯正するなど手を入れる事が容易な分、その人の手をかけた痕跡や、リズム感が出やすいものだと思う。
だからこそ、センスや好みの違いがはっきり出るものだと思う。
そこには紛れもなく、思いのつまった、”父の枝っぷり”があった。
皐月(サツキ):ツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。
(沼エリア)
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