住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

破傘

2009-04-25 14:08:48 | インポート
(露地エリア、写真1)
2009年4月25日 新月 大潮 第17候「次候 霜止出苗(しもやみてなえいづる)」
天気予報では一日中雨。確かに今降っている雨は当分止みそうにない。その予報でよく言われるのは、季節の節目を表す「二十四節気」。しかし何気なく聞いているその名前も、実はよく解っていなかった。いろいろ検索してみると、どうやら季節と密接なつながりがあるようだ。

上の写真は「破傘」。芽吹きの根生葉の形が、破れた傘を半分すぼめたように見える事からこの名前が付けられた。山野草を始めた頃は、そのわかりやすいキャラクターと比較的安価なこともあり、真っ先に飛びついた。なんだか書物の中のヒ-ロ-が我家に突然やってきたような感覚だった。今では毎春顔を出す我家の常連だ!露地の入り口の階段を上り、小屋を通り過ぎた右側、山もみじの根元に自生(のふり)。このように書くととても広い場所に思えるが、入り口より7.8歩のところに植えてある。

(露地エリア)

破傘、兎児草:キク科の多年草。山地の樹下に生え、草丈50~100cm。葉は大きく、手のひら状に七~九つに深く裂けている。分布は本州~九州、朝鮮。7~10月、白い頭状花をまばらにつける。《季 夏》

二十四節気:地球が太陽の周りを回る一年を二十四の区分に分けたもの。
夜がもっとも長い「冬至」、昼がもっとも長い「夏至」。その間に、昼夜の長さがほぼ同じとなる「春分」「秋分」で、一年を四等分。
さらに、その中間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の四立によって八等分。ここまでが「八節」です。
それを更に3等分したものが24節気だそうです。ちなみに更にを3等分したものが「七十二候」

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