summer diary

日記らしきページ

弦の話

2023年08月20日 | Weblog
 EstesoSPの弦交換を先日した。 サドルも同時交換(もう少し低くしてもいいだろう)した。 今回はサバレスのミクスドテンション。 何時もはハイテンション(クリエイション)を使用していたが、今回は高音弦をノーマルにしたセットを使用してみた。 やはり、高音の切れは少し劣る。 押弦は少し楽に成った気もするが、高音の張りのある音色が欲しいので、次回は再びハイテンションに変える事に決めた。 
今はサドル、ナットを交換して試している時なので、弦も頻繁に交換する事になった。 弦は1セットが今は2200円とかなり高額になっているので、そんなに頻繁に交換するのはちょっと贅沢?? 以前は3ヶ月に1度程度の交換だったが、今は1ヶ月半には交換する事にしている。 弾く時間頻度が以前の倍以上になっている事もあるが、音色に対する意識と言うか、シビアな感覚になってきたような気もする。 自分でサドルやナットを加工して交換しているので、ある意味では失敗もあるし、以前の音色との違いなどを確認しながら、一番求めている状態を模索しているのである。 
ギターの特性は1本毎に違いがあるので、そのギターに適した弦を見つけるのは難しい。 これは音色だけでは無く、弾きやすいか、押さえやすいか、バランス、倍音、サスティーンの伸び、耐久性、安定する期間など。 
ハイテンションは押弦に指の押し込む力がノーマルと比較するとやはりキツいので、押さえやすさを優先するか、音色の切れの良さを優先するか。 さらには自分のギターがどんな特性を持っているか。 
これを見つけるのはそんなに簡単な事では無い。  いろいろと試す以外には方法がないのである。 サドルやナットの高さも影響があるだろうし、材質や加工成形も影響があるだろう。 本来なら最初から付いている物をそのまま使用する方が賢明かもしれないが、より良い音を目指して交換する事も間違いでは無い。 実際に交換して気に入れば良いし、気に入らなければさらに別の物を探して交換するなど、いろんな試行錯誤を重ねる事もある意味ではギターの楽しみだろうと思う。 
ただし、専門家ではないので、失敗する方が多いだろうとも。 それでも、自分で交換したり、加工したり、いろいろと試すのは自己責任だし、そうした事が苦にならない事や、そうした作業が好きな人はそんなに失敗する事も少ないだろうと思う。 私もまだ1回だけしか、加工して交換していないけど、とりあえず、その1回の交換はある程度成功していると思っている。 さらに、精巧に仕上げをする予定であるし、次回も別のサドルを加工して交換する準備もしている。 
2本のクラシックギターのサドル、ナットを交換するのであるが、一度交換すれば次回からはある程度のコツは分かるので、それほどの失敗は無いだろう。 
古い弦を使用して状態を確認しながら時間を掛けて加工すれば大丈夫だろう。 

今日も天気は快晴。 猛暑日が続いている。 毎日家でギターを弾く日々を送っているので、ほとんど終日エアコン稼働である。 特にギターへの影響を考えると、高音多湿は厳禁だ。 乾燥も良くないが、湿気は乾燥以上にギターにはあまり良くない。 木で作られて居るギターの材質はそもそも、長い期間乾燥した木材を使用して制作されている。 もちろん、これは制作後の木の変形や音質の変化が無いようにするためと、ある程度の期間保存する事で、木の密度が増す事を目的としている事もある。 所謂、ビンテージのギターの音色が奥深さを醸しているのは、長い期間の間に材質が濃縮されて密度が増す事で、音の反響がより繊細になる事だと言われている。 
yamahaなどはそうした特性を人工的に加工した材質を使用するギターもある。 
木材を圧縮してビンテージギターなどの特性を引き出す工法だ。 
新品から深みのある音色を作り出す工法は確かに画期的? だろうと思う。 
ただし、ギターなどの楽器は音を響かせる事で、木が振動してボディー無いで音が反響する各部位を刺激する事で、音の広がりに合った成熟になるので、実際には楽器は弾き込む事が最も良い音色にする方法では無いだろうか。 
ギターは毎日弾き込む事でその音色は日増しに良くなるのである。 特に単板で制作されているギターなどはその影響は高い。 

さて、夏はいろんなスポーツ大会が開催されている。 高校野球はもちろんだが、高校総体や世界陸上などもTV中継されているので、家で観戦するのも楽しみである。 
ドラマやバラエティー番組などとは違って、スポーツの試合の放映はやはり素直にそのまま観戦出来る。 オリンピックやワールドカップなどもそうだけど。 最近はほとんどドラマなども見る事が少なく、私は時代劇が好きなので、今は時代劇はNHK以外には制作されていないので、民放もより面白い時代劇を作って欲しいと思うけどね。 

ギターの上達は本当に遅々たる物だ。 他の物(車の運転とか、料理とか、文字とか、筋トレとか・・・)と比較すると、本当に練習時間に比例して上達する進度がいかに小さいか・・・と実感している。
逆に言えば、だからこそ弾く事が楽しいかもしれないし、生涯練習、勉強、向上心、試行錯誤を繰り返す事が出来るとも言える。 
ともかく、飽きる事は全く考えられない。 簡単に会得出来るのもはやはりすぐに飽きる傾向が強く、常に向上心、貪欲に求める探究心、試行錯誤する事で得られる喜びや自分が求めている物に少しでも近づく事が出来る事に自信も持てるし、さらに上を望む事が出来るのだろう。 
実際に今弾いている課題曲、兼(発表会の曲)もすでに1ヶ月以上練習しているが、難所はなかなかスムーズに弾ききれない。 毎日同じフレーズを何度も弾き込んで居るものの、やはり依然として同じミスをするし、同じ程度の難しさを感じているのである。 
そのほかにも、初心者レベルの曲でも少し難しい箇所はやはり押弦がスムーズには行かないのは常でもある。 それでも、確かに当初弾き始めた時と比較すると、ある程度余裕を持てる事も確かだと実感しているので、それは実力が増したと思っても良いだろう。 
これからも生涯現役でギターを弾き続ける事になるが、5年後、10年度には自分が描く理想の演奏や楽曲を弾いている自分の姿を想像して期待している。