好きな事 嫌いな事

普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

心の中のサンタクロース☆

2012-12-19 22:32:01 | テキスト出版への道☆
大手町の出版社様へ行く日でした♪
師走のイルミネーションがとてもきれい。
丸の内口なので、つい写真とってしまいます。
見上げると夜空にはお月様が。駅舎も幻想的で、高層ビルの灯りと月の光が不思議な感じ☆彡
    

お留守番してたこぐまちゃん、ちゃむちゃん(^_-)-☆
「もうすぐサンタがくる」「今年こそつかまえる」とワクワク(#^.^#)です
つかまえる って……「そしたら、毎日プレゼントもらえるから!」ですって(^_^)v


サンタがこなくなったのはいつから?

小さい頃、クリスマスの日には、枕元にプレゼントがおいてあった。
「サンタさんが来てくれた」と思った。いかにも父が選びそうな本だったり、いかにも母が着せたがるようなワンピースだったりしたけれど、決して両親が用意したものではなくて、それはサンタさんからのプレゼントだと本当に思っていた。弟はミニカー。喜んで、手に持って「ブゥンブゥ~~ン!」と走らせて遊んでいた…

私がちょうどちゃむちゃんぐらいの時、だから10歳?
その年の冬休み、同居していた祖母の具合が悪くなり、私と5つ下の弟は親戚の家に泊まりに行くことになった、ちょうどクリスマスをはさんで。

従姉妹たちとクリスマスのケーキを食べたり、トランプをしたりして、少し夜更かしをして、
和室に布団を敷いてみんなで寝た。明日はクリスマス、きっとみんなの枕元にも、プレゼントがある…
そう信じて目をつぶった。わくわくする気持ち。今度は、どんな本だろう?

朝、「さあ、みんな起きなさーい!」という叔母の声に飛び起きると、枕元を見た。
何もなかった。
「あれ?サンタさんは?」と、弟が言う。私はドキっとした…
「きっと、うちに来てるんだよ。」と答えたけれど、不安で胸がいっぱいになった、あのときの気持ち。

そして、朝ごはんのあと、叔母に連れられて、弟や従姉妹たちとデパートに行って、めいめいに好きなものを買ってもらった。
従姉妹の家では、毎年そうしてるらしいので、「サンタが来ないおうちはデパートで買うんだね。」と、私と弟はひっそり話した。その時も私は本を買ってもらい、弟はやっぱりミニカーだった。
そのあと、2泊して、家に帰った。


帰ったら、祖母は寝ていたけれど、やや持ち直したようで、「おばあちゃん」と話しかけると、「ああ、おかえり、寒いねえ。」と答えてくれた。
寒いのなら、毛布をもう一枚かけてあげよう、と思い、両親と私と弟で寝ている2階の和室へ行って、
押入れをあけた。確か、毛布が何枚も入っていたから。
毛布を出そうとして、手を伸ばして敷布だの使わない枕だのいろいろと押しのけていたら、プレゼントが2つ、出てきた。
赤い包み紙と、緑の包み紙。毎年、サンタさんが枕元においていってくれるものだ…

私はみつけたプレゼントを元通りに押し込めて、押入れをしめた。突然「サンタなんてこどもっぽい」と思えて、でもちょっと悲しくなった。

そして、台所にいた母の所へ行って、「おばあちゃんが寒いって言ってるよ。」とだけ言い、そのまま外へ遊びに行った。

あのあと、プレゼントはどうしたのか覚えていない。別の時にもらえたのか、全然記憶がない。


祖母は、年が明けて半年ぐらいは元気だったが、7月の終わりに亡くなった。

その半年後、隣の町に引っ越すことになり、私は転校先の学校になじむのが大変だった。


そうだった、ちょうど4年生だった。そして、その年からサンタクロースはこなくなり、かわりに父が「好きな本を買いなさい」と図書券をくれるようになった。

弟が「どうしてここのおうちになったらサンタさんはこないの」と言うので、
「引越したからわかんなくなっちゃったんだね。」と答えたのは覚えている。弟はミニカーを買ってもらって喜んでいた。サンタでも誰でも結局「もらえれば嬉しい」。弟は幼稚園だった。


押入れの奥に見え隠れしていた、赤と緑の包装紙。サンタはいなかったけれど、私はやっぱりいたんだと思う。


そして今、「押入れはアブナイ」とわかっているので、流し台の下に一つ、本棚の最上段に一つ、ゴルフバックの中にひとつ、分散させて「その日」を待つ、プレゼントたち☆

親にとっては、子どもの喜ぶ顔が一番のプレゼント♪ 
子どもの存在が、私を支えてくれる。

「今年も小さくなってる!」と驚いてたツリーの横で☆ ほんとに、小さくなってるツリーです。不思議だなぁ(^_-)-☆



(^^)/~~~




コメント
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