気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

靴下屋の息子

2013-03-18 19:36:39 | 日記
私は、靴下屋の息子です。
親父が昭和47年くらいから始めて、5年前に亡くなるまでの36年間、靴下を製造・販売していました。
なので、靴下は殆ど店で買ったことがありませんでした。
東京時代も、「黒いの(靴下)送って!」とお袋に電話で頼むと、すぐ何束も送ってくれたものです。
ところが、現在は購入しないと、靴下が手に入りません。
特に、黒や紺色の靴下は、私たち営業マンには必需品で消耗品。
すぐ穴が開いてしまうので、必ずストックしておきます。

今日は、友達の田中君が店長の「ワークマン・伊那市役所前店」で黒靴下を買って来ました。
5足で399円、激安です。
2箇所にサポーター機能が付いた私の好きなタイプです。
こういうの、親父も一生懸命考えて作ってましたよ。
サポーターソックスって、20年くらい前は、画期的でした。



私は、根っからの事務屋だったので、親父の跡を継ぐことはありませんでした。
手入れしないボロ工場が、春の強風でドンドン壊れて行きます。
トタン屋根が捲れたり、天井が落ちたり…。
淋しい限りです。

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