関西でお世話になったFさんと三宅島へ行って来ました。
金曜の夜に出港し早朝(5時)に島へ着き、レンタカーで探鳥。2泊3日の探鳥旅行でした。(うち船中泊1日)
三宅島とは、東京から180㎞、船で6~7時間の太平洋上、伊豆諸島の島です。周囲38㎞の火山島で、2000年の噴火が記憶に新しいと思います。全島民が島から避難、2005年に帰島し今に至っています。別名「バードアイランド」と呼ばれており、日本固有種のアカコッコで有名です。その他、天然記念物のカラスバトやイイジマムシクイ(夏鳥)、カンムリウミスズメ、固有種のオーストンヤマガラ、タネコマドリ、モスケミソザザイ、ミヤケコゲラ、シチトウメジロ、ウチヤマセンニュウ(夏鳥)が生息しています。
大路池(たいろいけ) 約2000年前の火口湖で、周辺の森がウォッチングポイントです。
迷子椎(まいごじい) 樹齢700年のスダジイの巨木
「噴火を司る神の宿る神木」として祀られていた。
オシドリ
オオバン その他、マガモ、コガモもいましたが、ここは離島の小さな湖。それも淡水ガモばかり・・・不思議ですね。
火の山峠
椎取神社周辺 火山ガスで枯れた木々、この様な噴火の爪痕をあちらこちらで目にします。
オーストンヤマガラ ここで見られるヤマガラは全て亜種オーストンヤマガラ
アカコッコ 天然記念物
ここ伊豆諸島とトカラ列島のみで繁殖する日本の固有種です。シロハラやアカハラ同様に照葉樹林や林のふちの畑でよく餌を探し、ミミズや昆虫類を食べています。季節により木の実も食べるようです。
ミヤケコゲラ
タネコマドリ
タネコマドリ♂タイプは上胸に黒い帯が無い。またタネコマドリは留鳥で、一年中、島で見ることができます。下嘴の基部から口角にかけて黄色みを帯びている。
シチトウメジロ
台風の接近であいにくの雨でしたが、オーストンヤマガラ、タネコマドリ、モスケミソザザイ、ミヤケコゲラ、シチトウメジロ、それにアカコッコを見ることができました。カラスバトも声を聞くことができ、たいへん満足した探鳥でした。
その他、アトリ、タヒバリ、カシラダカ、ホオジロ、ウグイス、コサメビタキ、ワ、ヨシゴイ、アオサギ、コサギ、チュウサギ、オオタカ、ハヤブサ、トビ、ミサゴ、カワセミ、ウミネコ、オオミズナギドリ、コジュケイなど42種類の鳥を見聞きすることが出来ました。
三宅島へ誘っていただいたFさん、ありがとうございました。
■参考
日本野鳥の会/アカコッコ館HPです。三宅島の詳細はここで!
http://park10.wakwak.com/~miyakejima/sisetu.html