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2月10日は新聞休刊日

2025-02-10 05:30:19 | 社説を読む
2月10日は新聞休刊日なので、昨日のコラムから紹介します。
 
・ 石破茂首相に政界への道を開いた師、田中角栄元首相(故人)は外交でも独自色を発揮した。1972年、米国に先んじて中国との国交正常化に踏み切った。翌73年にエネルギー調達のための資源外交を活発化。第4次中東戦争の際は原油禁輸を回避するため、アラブ寄りに政策を転換した。こうした路線は対米関係で緊張をもたらしたとの指摘もある
 
▲フタを開ければ融和ムードで滑り出した、首相とトランプ米大統領の首脳外交である。首相はトランプ氏と親密だった故・安倍晋三元首相と政敵だった。このため会談を危ぶむ見方もあった
 
▲首相は記者会見でトランプ氏を「お世辞抜きに、誠実で力強い方」だと持ち上げた。独自色より、まずは無難な乗り切りを優先したのだろう
 
▲出方の読めぬトランプ氏だけに、政府からは安堵(あんど)の声も聞かれる。とはいえ、関税を振りかざした外交、ガザ地区の米国「所有」案、国際的枠組みからの離脱など、国際協調や国際法からの逸脱を連発する再選後のトランプ政治だ。首相からこうした点に踏み込んで発言した形跡は今のところみられない
 
▲政権安定のためには、対米関係は緊要だ。ただしトランプ流に深入りするほど、国際規範から外れるリスクは高まる。日本外交が置かれるジレンマだ
 
▲米大リーグ、大谷翔平選手の兜(かぶと)パフォーマンスにあやかったのか、首相からの土産物は金色の兜だった。共同声明が掲げた「日米関係の黄金時代」、輝くためには世界や日本の利益に沿うかの内実が問われる。
 
※ 作文練習に、コラムを書かせるのは有効だと考えています。
 短い文章の中に主題があり、起承転結、ひきつける効果…
勉強になります。
 

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