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哲学入門36 パースの思想

2019-02-23 05:39:16 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第36回は、パースの思想 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=68nQqINUXLc



いよいよアメリカ、20世紀の哲学者の登場です。

チャールズ・サンダース・パース(1839年 - 1914年)は、アメリカ合衆国の哲学者、論理学者、数学者、科学者で、プラグマティズムの創始者として知られています。
彼の論理学は記号論で、論理演算が電子的なスイッチング回路でできる考えました。これが数十年後のデジタル・コンピュータで使われたのです。

19世紀では、産業の発展により、急速に実用主義が広まります。
哲学者としてのパースは、功利主義の延長で、実用主義を主張します。
その内容は、生活改善に役立つ技術として、知性に実用性を求めました。
そうした土台には、イギリス系清教徒との宗教倫理と、経験論の伝統、そして開拓者精神がありました。



人間が行動するのは信じているからです。
その通りですね。
新しい環境では、新しい信じるもの(真理)が必要となるのです。
それを探すのが知性の任務なのです。

絶対的真理というのはありません。
知識や行動の結果により変わってくるのです。

このあたりは相対的・実用的です。

彼は、例えばイデア論のような観念を学問の対象から外します。
あくまでも、行動によって検証できるものしか学問の対象にしません。
そのあたりが経験論です。

実用主義は、パースが提唱して、ジェームズの有用主義で確立し、
デューイの道具主義で大成
するのです。

次回はジェームズです。








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