いよいよ本番の日。天気が良くてなんとなくホッとした。
午前中、一旦荻窪に戻って練習室を借りた。この日も従業員はイケメン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
3人見たけど、全員イケメン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
初日は辛口と中辛で、
この日は甘口だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
練習が終わってホテル→荷物を持ってルーテルへ。
先に着いていたセンパイとコンビニに行ったり控え室で話したり、
わりと落ち着いて過ごした。
学部の時にレッスンが前後だった先輩で、メールや電話もしていたし、
とても気さくな人なので、なつかしいし楽しかった。
最後のゲネプロ。
会場は教会で、ピアノはベーゼン。残響がすごくて、自分で楽器を
鳴らしている気がしなかった。
彼らの音とピアノと残響を全部聴いて、これは大変だぞと思った。
最終的にはもう少し自分から始まるテーマを出したりしたほうが良いと
いうことになったけど、今さら出すとまた音が直線的に硬くなるような
気がして、本番でのバランスをどうするか、最後の悩みどころだった。
譜めくりは去年までピアノを教えていた子が引き受けてくれて、
よく知っている子だし、とてもしっかりしているので安心できた。
本番前は、ワピさんに「心配しないで!スマイル!!」と言ってもらえた。
1楽章は明朗な曲で、みんなに幸せをふりまくような解釈だったので、
笑顔で登場!!のはずが、あとで妹が「お姉ちゃん、魚みたいな顔だった」
と言っていたということは、口角下がってたんだろうなぁ。。。。
本番はもうやるしかない!!!っていう感じで、とにかく集中した。
だけど、16分音符が出てくる度に、集中の糸が切れないことと、
先に進むこと、曲線を描くこと、重心は上に、でも支えはしっかりと。。。
などと、いろんな注意点を思い出したり、そうしている間にも彼らの
音は聴かなくちゃいけないし、残響はものすごいし、
久しぶりに気絶しそうになった。
のだめカンタービレじゃないけど、白目になるところだった。
しかも、ろくに食事を摂らなかったせいかやつれていて、ドレスがゆるすぎて
落ち着かなかった。着るものへの気配り、食べる物のコントロールも
大切なんだっていうことが分かった。
終わってからはロビーで友人知人、親戚などに会って挨拶。
わざわざ山形から来て下さった方もいて、本当に感謝です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
その日は神経が過敏になっていて、全然眠れなかったから、夜中まで
ホテルの部屋でバラエティを見ていた。
寝てもずっとモーツァルトが頭の中で鳴っていた。
翌日、両親と帰郷。その足で先生にご報告。
帰ってから少し寝ようと思ったら、やっぱりモーツァルトが頭の中で
エンドレス状態。しかもボーっと眠くなりかけている時、無意識で
指が動いていて怖かった!!!
昨日の夜からようやくそれが抜けて、安眠できるようになった
たくさんの人に支えられて、貴重な勉強ができて、辛かったけど
経験して良かったと思った。
私はハヤリモノが大好きで、流行を追ったりしてしまう性格なんだけど、
モーツァルトの年にモーツァルト三昧。
卒業してからこんなに勉強するとは思っていなかったし、
こんなに大変だとは夢にも思っていなかったけど、いつかやりたいと
思っていた室内楽ができて、しかもここ1年くらいでやっと
「ピアノが好きです」と、人に言えるようになった。
次は、今年のしめくくりにもう1曲モーツァルトと、新しくドビュッシーの
譜読みを開始。
加線が苦手で相変わらずフリガナふってるけど、須田先生に笑われるかな。。。