日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

慢性疲労

2006-11-29 21:10:43 | Weblog
薬剤師の国家試験をひかえた友達がいて、
もう周りみんなが疲れて風邪をひいているらしい。

そういう大きなことがあると、慢性的に疲れがたまって、
風邪をひいても治りにくいし、いつもどこかだるいような、
でも気持ちだけはいつも張り詰めているような感じになる。

もうすぐ雪が降りそうだけど、その子はコツコツまじめに
勉強してきたので、体調を崩さずに合格してほしい。


私はというと、家で動物の介護をしている。
寝ていても動物の夢を見るし、ちょっと様子が変わるとすぐ
面倒を見ないと心配なので、ここ最近はとても現実的な重苦しい
気分と、冴え渡ったような頭で過ごしている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドビュッシー

2006-11-27 22:40:17 | Weblog
ドビュッシーの和音って独特で大好きなんだけど、弾くのは大変。
臨時記号は多いし、小節が長いし、頭が混乱する。
しかも拍子を数えるのが苦手だから、雰囲気で弾いてしまうと
あとで整理できなくなって困る。
今日は1,2,3・・・と、数えながら練習。

曲が新しくなると、途端にスタインウェイに見放される。
全然鳴らないの!!!
だけど、やっぱり普通のピアノとは別の「気」みたいなものがあるのか、
譜読みが苦にならない。フシギなピアノだ。。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートに出てきました その④ (11月20日)

2006-11-25 00:29:22 | Weblog
いよいよ本番の日。天気が良くてなんとなくホッとした。

午前中、一旦荻窪に戻って練習室を借りた。この日も従業員はイケメン
3人見たけど、全員イケメン初日は辛口と中辛で、
この日は甘口だった

練習が終わってホテル→荷物を持ってルーテルへ。
先に着いていたセンパイとコンビニに行ったり控え室で話したり、
わりと落ち着いて過ごした。
学部の時にレッスンが前後だった先輩で、メールや電話もしていたし、
とても気さくな人なので、なつかしいし楽しかった。

最後のゲネプロ。
会場は教会で、ピアノはベーゼン。残響がすごくて、自分で楽器を
鳴らしている気がしなかった。
彼らの音とピアノと残響を全部聴いて、これは大変だぞと思った。
最終的にはもう少し自分から始まるテーマを出したりしたほうが良いと
いうことになったけど、今さら出すとまた音が直線的に硬くなるような
気がして、本番でのバランスをどうするか、最後の悩みどころだった。

譜めくりは去年までピアノを教えていた子が引き受けてくれて、
よく知っている子だし、とてもしっかりしているので安心できた。

本番前は、ワピさんに「心配しないで!スマイル!!」と言ってもらえた。
1楽章は明朗な曲で、みんなに幸せをふりまくような解釈だったので、
笑顔で登場!!のはずが、あとで妹が「お姉ちゃん、魚みたいな顔だった」
と言っていたということは、口角下がってたんだろうなぁ。。。。

本番はもうやるしかない!!!っていう感じで、とにかく集中した。
だけど、16分音符が出てくる度に、集中の糸が切れないことと、
先に進むこと、曲線を描くこと、重心は上に、でも支えはしっかりと。。。
などと、いろんな注意点を思い出したり、そうしている間にも彼らの
音は聴かなくちゃいけないし、残響はものすごいし、
久しぶりに気絶しそうになった。
のだめカンタービレじゃないけど、白目になるところだった。

しかも、ろくに食事を摂らなかったせいかやつれていて、ドレスがゆるすぎて
落ち着かなかった。着るものへの気配り、食べる物のコントロールも
大切なんだっていうことが分かった。

終わってからはロビーで友人知人、親戚などに会って挨拶。
わざわざ山形から来て下さった方もいて、本当に感謝です

その日は神経が過敏になっていて、全然眠れなかったから、夜中まで
ホテルの部屋でバラエティを見ていた。
寝てもずっとモーツァルトが頭の中で鳴っていた。

翌日、両親と帰郷。その足で先生にご報告。
帰ってから少し寝ようと思ったら、やっぱりモーツァルトが頭の中で
エンドレス状態。しかもボーっと眠くなりかけている時、無意識で
指が動いていて怖かった!!!
昨日の夜からようやくそれが抜けて、安眠できるようになった

たくさんの人に支えられて、貴重な勉強ができて、辛かったけど
経験して良かったと思った。
私はハヤリモノが大好きで、流行を追ったりしてしまう性格なんだけど、
モーツァルトの年にモーツァルト三昧。
卒業してからこんなに勉強するとは思っていなかったし、
こんなに大変だとは夢にも思っていなかったけど、いつかやりたいと
思っていた室内楽ができて、しかもここ1年くらいでやっと
「ピアノが好きです」と、人に言えるようになった。

次は、今年のしめくくりにもう1曲モーツァルトと、新しくドビュッシーの
譜読みを開始。
加線が苦手で相変わらずフリガナふってるけど、須田先生に笑われるかな。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートに出てきました その③ (11月19日)

2006-11-25 00:02:34 | Weblog
朝から雨の一日。けっこう寒いけど、山形ほどじゃない。
この日は練習場所を取れなくて、楽譜だけひたすら見て
リハーサルに行くことに。。。。

この日から市ヶ谷のホテルに泊まるので、荷物を持って
妹と二人で一旦ホテルとルーテルの場所を確認。

リハの会場は原宿。妹と一緒に知人にお土産を買うことにした。
私の様子をとても気にしてくれている人だったので、ちゃんとした物を
選ぼうと思ったのに、雨だし混んでるし、しかも落ち込んでいるしで、
ゆっくり買い物できなかった。
その後時間があったからカフェに入って、妹はワッフルをもしゃもしゃ食べた。
私は相変わらず一切食欲が無くて、一口ももらわなかった。
今思うと、すごくおいしそうだったのに!!!
今度行ったら絶対に食べる

妹とわかれて、早めに会場へ。お世話をして下さっている方に会ったので、
部屋に入れてもらって前の人のリハを見学。
現代曲で拍子もとりにくそうだったけど、ちゃんとコミュニケーションを
取ろうとしていて、私も今日は頑張ろうと思った。

ワピさん、タルホリックさんと笑顔で握手して挨拶。
17日と比べると、演奏していて全く別の曲に聴こえていた。
旋律を受け継ぐ部分がたくさんあったんだけど、ちゃんとヴァイオリンが
道筋をたててくれていて、私はそれをよく聴いて返せばよかったんだと
気がついた。当たり前のことだったのに、やっぱり初めて合わせた時は
感覚として分かっていなかったんだと思った。
昨晩、それを必死で教えようとして下さった先生に感謝。
英語もだいぶ理解できて、私も片言ながら意志を伝えることができた。

終わってから、先生も一日でよく頑張ったと、まずは安心して下さり、
彼らもだいぶ演奏しやすくなったと言ってくれて、
このリハが終わるまでは最悪な気分だったけど、ようやく目が覚めた
というか、ここからが自分の中の勝負だっていう感じで、ホテルに帰った。

この日まではどんなに落ち込んでも、びっくりするくらいよく眠れた
ホテルは清潔で、とても使いやすかった。コンビニと駅が近くて便利だった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートに出てきました その② (11月18日)

2006-11-23 21:58:34 | Weblog
二日目。
お昼過ぎに荻窪で借りたスタジオで練習。
心はすさんでいたけど、受付のお兄さんが思いのほかイケメンで
少しだけ和む

とにかく悩んでいても仕方ないから、ひたすら練習
昨日のメモや言われた事を思い出しながら弾きまくった
練習時間が終わっても落ち着かなくて、時間になったらすぐに先生の
家に向かった。

レッスンは、ものすごい集中力が必要で、テクニックや頭で制御する部分
(音量やテンポのことなど)を、全て考えずに、とにかく気持ちと音を
結びつける作業。いろんなイメージやたとえを多用して、先生も必死で
伝えようとしてくれて、もしこれが初めての先生のレッスンだったら何も
理解できなかったかも知れないんだけど、大学で4年間、信頼してついていた
先生だったので、感覚を総動員してレッスンを受けた。
1つの音が違えば妥協をせずにその音を何度も弾いて、気が付けば3時間以上
経っていた。
帰りは先生が車で送って下さって、申し訳ないやら情けないやら。。。。

妹がとても心配して待っていた。いつまでも帰ってこないし、
私があまりにも暗く落ち込んでいたから、どこかに失踪したり自殺してるんじゃ
ないかと思っていたんだって。

その後二人でビデオ借りに行って、妹はコンビニで食料を調達して帰った。
私はこの日も食欲が無くて、どんどんやつれていく始末。。。。
家に着いてから、もう座っている気力も無くベッドに寝てビデオを見て、
その間、妹はせっせと学校の課題をやっていた。
何も文句言わずにテンション最悪の姉を気遣う妹に感謝



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートに出てきました その① (11月17日)

2006-11-23 21:39:50 | Weblog
ルーテル市ヶ谷でのピアノトリオがようやく終わりました。
励まして下さったり、リハーサルをさせて下さった方、
レッスン時間を変更してくれた生徒さん、みんなに支えられて、
演奏会に行ってきました。
とても大変な4日間でした。。。。
今日は上京1日目、17日の出来事をします。

                            

お昼ごろ、東京に到着。すぐに荻窪へ。
須田先生のお家でピアノを練習して、杉並公会堂で初の合わせ
練習を録音するために買ったMP3の操作がいきなり分からなくなった。
(もうこの時点で、多分パニックが起きてるのに、まだ気付いてない。)

ヴァイオリンのタルホリックさんとチェロのワピニスキさんに挨拶。
東京の先生が紹介してくれたのに、恥ずかしくて、ハロー。。。。
というのが精一杯だった

合わせは大変で、指示は英語なんだけど、言ってる意味は分かるのに、
肝心の「そういうふうにしなさい」か「そういうふうにしないで」の部分が
聞き取れずに、何度も通訳の先生を振り向く。
音楽も合わなくて、私の音は直接的で硬すぎて、今になってみると
彼ら対私で、全く別のことをしていたような、息の合わない結果になってしまった。

終わってから、東京の先生はこれは大変だということで、
翌日は空きの予定だったのに、先生が夜にレッスンして下さることになった。

その日は妹に会って、家に泊めてもらったんだけど、買い物したりご飯を
食べたりする気にならなくて、妹にすごく気を遣わせてしまった。。。。
部屋の掃除を手伝って、家にあったDVDを見て、静かに寝て一日が終わった





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日から東京。

2006-11-16 20:44:10 | Weblog
ボーっと過ごすとたいしたこと無いのに、
去年の年末にトリオの話が決まってからは、
1ヶ月、1週間、1日。。。。と、時間が細かく刻まれて、
ちゃんと進んでいることをものすごく実感している。

明日はいよいよ上京~リハーサルが始まります!!!

これから最後のレッスンのビデオを確認して、あとは合わせを
待つのみ!!!!

演奏も心配だけど、合わせてみてどうなるかはすごく楽しみ。
何が一番心配かというと、地理なんだよなぁ。。。。
無事に色々な会場にたどり着けるといいんだけど。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーツァルト・最後のレッスン

2006-11-13 18:22:43 | Weblog
今日は須田先生のレッスンだった。
ちょうど一週間後は、もう本番。最後のレッスンだった。
米沢日報の方にも聴講していただいて、ほどよく緊張した。

「あっちを出せばこっちがひっこむ」みたいな感じで、
今まで習ったことをバランスよく生かすのが本当に難しい。
ソリスティックに弾こうとすると、うるさくなって反響する
会場では音がすごく濁ってしまうし、音を整理しすぎると、
何の面白みも無いただの平坦な音符の羅列になってしまう。

今日は先生が「エスプリ」という言葉をおっしゃっていたけど、
自分に一番足りない部分だなぁと思った。

モーツァルトの、軽快さや急な転調による気まぐれな部分、
そして凡人には書けないであろう印象的な和音など、
言われてみれば全てが特別で、一粒たりとも要らない音は無い。
あと一週間でもう一度アナリーゼをやり直して、
プラス基本の2、4拍目の拍入れで骨組みを整えようと思った。

今日はショパン、フランク(フルートとピアノ)、スクリャービンと、
色々な曲を聴講してきたけど、須田先生は初見でもすぐに
曲の作りを把握して音楽をつくり上げてしまい、それを間近で体験すると、
改めてすごい方だ!!!と感動した。

本番の前はどこかしら身体が不調になる。
風邪をひいてしまい、頭がボーっとしたり指がむくんだりするので
昨日から薬を飲んでいない。
早く治して万全な状態で本番を迎えたい。

あとは、楽しんで演奏したいし、もっと勢いがほしい!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

困った世の中だ。。。。

2006-11-06 18:00:04 | Weblog
この前、履修問題で母校(高校)の全校集会がテレビで放映されたと思ったら、
今度は中学校です。。。。
知らない先生の事件だったけど、校長先生は、部活でお世話になったし、
生徒とかもかわいそうだと思った。

世の中は、何でもアリじゃいけないし、
自分の中で歯止めをかけることや、周りを傷つけないことは、
最低限のルールだと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3楽章の特訓

2006-11-01 21:28:14 | Weblog
今日はセンパイにトリオ全楽章聴いてもらった。
もうこれからは緊張の練習をして本番に備えなければいけないし、
通して弾くにはやっぱりいつもの集中力では絶対に
息切れしてしまう。

自分で書いた「要練習」の箇所をことごとくミスする。
でも今日はなんとか弾きなおしをしないで最後までいけた。

センパイは、ヴァイオリンとチェロもいるんだし、あとは
流れに乗って楽しく弾けばいいってアドバイスをしてくれた。
それが一番私に足りない面だし、明るくそういう話を
してもらって、すごく元気になれた!!!

センパイの演奏をきいていると、表情も明るくて、
演奏が進むにつれてどんどん気分がのっていって、
聴いている方も引き込まれるっていうか、とにかく楽しくて、
次もまた聴きたいっていう気分にさせてくれる。
私もそういう前向きな力をつけていきたいな。

他にもレッスンに来た生徒さん2人に3楽章だけ聴いてもらった。
やっぱり最後の子の時が一番安定して弾けた。

今日センパイに会えたおかげで、昨日までの余計な心配が
少しふっきれたので、かなり感謝してマス☆
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする