皆さん、バッハのイメージは何色ですか?
唐突ですが、私の中で「バッハ=金色」です。
どうしても近寄りがたいというか、敷居が高いというか(そして単純に練習したくないというか。。。)
そういうドカーンとしたイメージを強く持っています。
人の演奏を聴くのは大好きですし、いいなぁと思う曲もありますが、
短い組曲でさえ取り組む気になりません。
先日、恩師のレッスン室でホロショフスキーの99歳頃の録音を聴かせていただきました。
ホロショフスキーはポーランド出身のピアニストで、ずっと長い間カザルスの伴奏をしていたり、
ゼルキンやぺライアに教えていたり、すごい人なのですが、
実は名前も知らなかったという人は多いのではないでしょうか?
ひたすら音楽と向き合ってきた純粋な人生。
年を重ねて、もうテクニック的にはあやしい部分もたくさんありましたが、
音楽という大きな概念の前で、もはやミスやテクニックなんて、本当は全く気にする価値も無い
ことなんじゃないかと思うくらい、素晴らしかったです。
無駄な物は何一つなく、足りない物もありません。
とってもステキな粒の集合体。。。という感じでしょうか?
バッハのフランス組曲を聴いたのですが、ホロショフスキーのバッハは
金色ではなくて、むしろ水色や透明に近い音でした。
威張っても、悲しんでも、こういう音の前では何もかもが無意味なことです。
人生、なかなかいつも平穏にはいきませんが、こういう音を聴くと
自分の中で折れかかった芯がもう一度息を吹き返すような感じがしてきます。
まだまだ人生は長いです。
全てのことを芸のこやしにしながら、細く長く音楽に携わっていきたいです。
唐突ですが、私の中で「バッハ=金色」です。
どうしても近寄りがたいというか、敷居が高いというか(そして単純に練習したくないというか。。。)
そういうドカーンとしたイメージを強く持っています。
人の演奏を聴くのは大好きですし、いいなぁと思う曲もありますが、
短い組曲でさえ取り組む気になりません。
先日、恩師のレッスン室でホロショフスキーの99歳頃の録音を聴かせていただきました。
ホロショフスキーはポーランド出身のピアニストで、ずっと長い間カザルスの伴奏をしていたり、
ゼルキンやぺライアに教えていたり、すごい人なのですが、
実は名前も知らなかったという人は多いのではないでしょうか?
ひたすら音楽と向き合ってきた純粋な人生。
年を重ねて、もうテクニック的にはあやしい部分もたくさんありましたが、
音楽という大きな概念の前で、もはやミスやテクニックなんて、本当は全く気にする価値も無い
ことなんじゃないかと思うくらい、素晴らしかったです。
無駄な物は何一つなく、足りない物もありません。
とってもステキな粒の集合体。。。という感じでしょうか?
バッハのフランス組曲を聴いたのですが、ホロショフスキーのバッハは
金色ではなくて、むしろ水色や透明に近い音でした。
威張っても、悲しんでも、こういう音の前では何もかもが無意味なことです。
人生、なかなかいつも平穏にはいきませんが、こういう音を聴くと
自分の中で折れかかった芯がもう一度息を吹き返すような感じがしてきます。
まだまだ人生は長いです。
全てのことを芸のこやしにしながら、細く長く音楽に携わっていきたいです。