最近入ってきてくれた教室最年少の生徒さん用に、小さいスリッパを用意しました。
付き添いの妹ちゃんも履きたいだろうと思って2人分です。
小さい生徒さんは、先生が楽譜に何かを書き込むと自分も書いていいんだと思うことがあります。
楽譜がお絵かき帳状態になるのはちょっと困るので、最初のレッスンで
「先生が書いてくださいって言った時だけね」のお約束をしました。
お約束から1週間たって、楽譜にハートが描きたくてたまらない生徒ちゃん。
私の顔を見てニコっと笑って鉛筆を置きました。
ちゃんと覚えていてくれて、かわいくてかわいくて、ハナマルのかわりに大きなハートをあげました。
もうすぐピアノ教室を開いて20年が経とうとしています。
最初の頃は小さい生徒さんとの時間がとにかく大変でした。どこまで理解できるのか?
どんな言葉をかければいいのか?手探りでした。早くおばさん先生になりたいと毎日考えていました。
年月が経って、自分より若いお母さんがお子さんを連れて来てくださるようになり、
私も子どもを育てたり娘がピアノを習うようになり、様々なことを経験しました。
正真正銘本物のおばちゃん先生になった私は、
視線だけで(睨んではいない)小さい生徒ちゃんの落書きを止めることが出来るようになりました(笑)
昔、母の教室から引き継がせてもらった生徒さんや、他のお教室からお引越ししてきた生徒さんで
かなり難しい曲を弾く生徒さんは何人もいましたが、はじめましての生徒さんをソナチネ、ソナタ、
インヴェンションを弾けるところまで引っ張ることがなかなか出来ませんでした。
今は大きくなった生徒さんたちが本当に力を付けてくれていて、どんどん難しい曲に挑戦できる
ようになってきています。私自身もこれからもうちょっと上手になりたいと思って練習をしています。
弾けるようになれば絶対に楽しいので、小さい生徒ちゃん達も一緒に頑張りましょう♪
それにしても、小さい手とかわいい笑顔。はぁ~。。。。癒しです。
来週も楽しいことをたくさん準備してお迎えしたいと思います。