
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>


●漢検漢和辞典第2版から
①「擽(くすぐ)る」の「擽」
・第1版:音「リャク・レキ」訓「くすぐ(る)」意味「①う(撃)つ、②はらう、かすめる ③くすぐる」
・第2版で音「ラク:石のように固い」が追加されている。音熟語の記載はなし。
・「ラク」の熟語は「擽然(ラクゼン)」=堅いさま、石のさま、しっかりと。(大漢和) ・・・熟語はこれぐらいしか無かった。
(注)字通では「リャクゼン」・・・ちょっと信用できない。そもそも、字通には「ラク」の音記載なし。
・その他、「擽」の詳細は「熟語の読み・一字訓読(実践問題その14)2014年09月20日 | 熟語の読み(音・訓)」で紹介しています。お暇な方、興味のある方はそちらをご覧ください(^^;)。
②「淪(しず)む、淪没・淪滅・淪落」の「淪」
・第1版:音「リン」訓「しず(む)」意味「①しずむ。おちぶれる。②さざなみ。小さい波。」 下つき「沈淪」
・第2版で音「ロン」熟語「混淪=水のながれるさま、もやもやとまじりあうさま」が追加されている。読みの記載はないが、たぶん「コンロン」。
・現行読みは「リン、ロン、しず(む)、ほろ(ぶ)、おちぶ(れる)、まじりあ(う)」
・だから、たぶん、「混淪(コンロン)ー淪(まじりあ)う」
・大漢和「混(渾)淪・・・音「崙(ロン)に通ず。」」、字通「混淪」「渾淪」あるも音読み記載なし(そもそも、「ロン」音よみ記載なし)、角川・大字源「混淪」「渾淪」ともに「コンロン」
・「渾崙呑棗」の 「渾崙」と、意味・内容は近いんでしょう・・・丸ごと、ひっくるめて、一緒くた など。
・だから、混淪=渾崙=渾淪・・・かな。
・天地開闢のとき、天地創造のとき、など、最初に世界が作られるときの、あの、もやもやした状態のことが、よく各神話などに書かれているけど、その時の状態を「混淪(コンロン)」というとも・・・。
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