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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●模擬試験問題・・・つづき・・・
・前回、愚痴っぽいお話をしたら、思わぬ反響が・・・。コメントいただいた皆様、改めて御礼申し上げます。
・今度こそ、本番に近いレベル・内容の模擬試験問題とすべく、現在、チマチマと作成中です。頼り?(^^)というか期待というか、していただいている方がいらっしゃる以上、もちょっと頑張らねば・・・と思っています。今しばらくお待ちください(^^;)
●漢検漢字辞典第2版から・・・相変わらず、意味わからん記載がある!!
①「奎」(ケイ、とかきぼし、また)・・・奎宿(ケイシュク)とか奎文(ケイブン)とかでおなじみ・・・
・音で「キ」、訓・意味で「両足を開いていくさま」が追加されている・・・熟語の記載はなし。
・各辞典を調べたら、確かに「奎踽(キクまたはケイク)」って熟語はあった・・・。しかし、熟語はこれだけで、しかも、「踽」は配当外漢字。熟語も配当外のようなものしかないような音読みと意味を載せることに何か意味があるんだろうか・・・。理解に苦しむ・・・。
・おまけに、大漢和・字通では、この読みは「ケイク」。角川・大字源でやっと「キク:大またに歩くさま」と出ていた・・・。
・熟語の出典は、各辞典ともに、「・・・袒裼し、手に戟をもって奎踽盤桓す・・・」(西京賦)から・・・。
②間歇泉でおなじみの「歇」(ケツ、や・める・・・)
・「ケツ、カツ、や・める、や・む、つ・きる、やす・む、か・れる」と、音も訓も意味もだいぶ増えていた。
・で、今度は、「カツ」音の熟語記載あり・・・「歇驕(カツキョウ)=口の短い猟犬」だって・・・。現行の訓読みにはない、熟語(ーー)。ホントに意味あるの???・・・でも、これは音熟語載せているから、もしかしたら出るのかもね。
・しかし、これも・・・、
大漢和・字通ともに「ケツキョウ」(両辞典とも「カツ」音あるも、「ケツキョウ」だった)。角川・大字源では「カツキョウ・ケツキョウ」両方記載。・・・漢検さんは、(①も含めて)、大漢和・字通を否定する力があるのかしら(^^)それとも、大漢和や字通はもはや古くて、その後の研究や新しい見解が出ているのかしら・・・ここまでくると、誰か専門家か碩学に教えてもらわないと・・・もうわからん(≧▽≦)
・「歇驕」の意味は、各辞典とも似てはいましたが、これも微妙に異なる・・・大漢和「口の短い犬、短喙犬」、字通「猟犬」、大字源「口の短い猟犬」・・・
③烋(コウ、キュウ、ほこ(る)、めでた(い)、さいわ(い))
・第1版では「音:コウ、キュウ、訓:(記載なし) 意味:①やわらぐ、②さいわい、めでたい、よい」
・第2版では「音:コウ、キュウ、訓:さいわ(い) 意味:①コウ:ほこる、おごりたかぶる ②キュウ:①やわらぐ ②さいわい、めでたい、よい」
・それぞれに対応する熟語の記載はなし・・・。音で意味を分けておいて熟語も載せていないなんて・・・意味あるのでしょうか(ーー;)
・他の辞典を調べても、「烋烋(コウコウ)=意気強く盛んなさま」ぐらいしか無いけど。「キュウ」は「休」に通じているらしい(大漢和)。でも対応する熟語はありませんでした。休戚=烋戚(キュウセキ)とでも置き換えられるのかな・・・←これは私の想像語ですからまったく信じてはいけません。
以上、相変わらず、なんか、この第2版の編集って色々と増えているわりには首尾一貫していない内容のような気がする。読者って、受検する人ぐらいだろうけど、混乱するか、むだな努力・労力を強いるだけじゃないのかな?
👍👍👍 🐑 👍👍👍