漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その201) 篳 簍 篷 簣 簧 簪 

2015年09月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その201)です。
<篳:ヒツ、ヒチ、まがき、いばら、しば>
・まがき:(熟語なし)
・いばら:篳門(ヒツモン)=いばらの門(貧しい住居の意)。篳牖(ヒツユウ)=茅屋。 篳竇(ヒツトウ)=草廬(貧者の家)
・しば:篳路(藍縷)=しば(柴)の車、篳戸=枝折り戸、
*「篳域(ヒツイキ)」=の意。←「まがき」の意あるかも。
<篷:ホウ、とま、ふね、こぶね>
・とま:篷舟=篷船=とまをかけたふね、篷廠(ホウショウ)=とまぶきの舎
・ふね、こぶね:篷帆=舟の帆、篷檣=舟の帆、篷底=船中、船底などの意、篷窓=船窓
<簍:ロウ、ル、たけかご>
・たけかご:(小さい丸いたけかごの意)簍筐(ロウキョウ)=簍子=ざる・たけかご、簍籔(ロウソウ)=頭に物を載せるときの、藁などを編んだ台。「籔(こめあげざる)」
<簣:キ、あじか、もっこ>
・あじか、もっこ:簣籠(キロウ)=もっこ。一簣(の功)。積簣。簣進。覆簣。・・・ 
<簧:コウ、ふえ、しょうのふえ、した>
・ふえ、しょうのふえ:笙簧、吹簧、竹簧・・・
・した:簧誘(コウユウ)=巧みな口先でだます、簧舌=巧言、簧譖=簧口=讒言、簧鼓=簧惑=妄語で衆を惑わす喩え
<簪:サン、シン、かんざし、かざ(す)、はや(い)、あつ(まる)>
・かんざし:簪纓=かんざしと冠の紐、転じて高官のこと、簪裾=かんざしと衣の裾、転じて貴人・官吏のこと、簪笏=冠をとめるこうがいとしゃく、転じて礼服、官吏、任官する、官吏となる意、簪筆=①毛で飾った簪(*冠前にさす) ②官吏が筆を頭髪にはさむこと(下級官吏になることをいう)
・かざ(す):簪花=花を頭に頂いてかざすこと、頭に頂く花・かざしの花
・はや(い)・あつ(まる):盍簪・簪盍(朋友の相集まること)*「簪」ははやい(疾い)こと、「盍」は集合すること を意味する。一説に「簪」にも聚合の義あり。
*四字熟語:簪纓縉紳(官に仕えている人)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その66  対義語・類義語 袙 衵

2015年09月28日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験から漏れた問題候補・・・解答は本記事末尾・・・
<対義語・類義語>
<対義語>
1.掲揚 2.正史 3.恭謙 4.煽動 5.諷経
<類義語>
6.煩悩 7.応器 8.書物 9.僧侶 10.重祚
<語群>
(ふと、てっぱつ、かんきん、きょうごう、こうのう、はいし、かんし、ふくへき、じんろう、うんちつ)

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「あこめ」の「袙」・・・もともとは「衵」の誤用とか・・・
・現行の読み:袙:ハ、バツ、うちかけ、あこめ
・第1版:バツ、ハ、あこめ 意味①はちまき。昔の軍人が額に巻いて飾りとした布。「袙頭」②あこめ。衣服の一つ。「衵(ジツ)」の誤用。
・第2版:意味の②を③に移行して、新たな②として「うちかけ、胸と背をおおう衣。」と追加。(音熟語の記載なし)
<「袙頭」の読み>
・大漢和「バツトウ」、漢字源「バクトウ」、字通 なし、 大字源 なし *漢字源の「バク」は音で記載あるも、他の辞書には「バク」音なし。
・大漢和の説明に、「はちまき:武人の頭に巻いて貴賤を表す飾り」とあった。その出典として「諸侯の首飾りを絳袙で貴賤を表す・・・」(後漢書)とあった・・・「絳袙」の読みはありませんでしたが、大漢和なら、たぶん「コウバツ」と読むのかも・・・。
<意味②うちかけ・・・の音熟語>
・「腹当て、裲襠」として「袙腹」の熟語あり。ただし、大漢和「ハフク」、大字源「バツフク」。

<参考>「衵」:ジツ、なれぎぬ、ふだんぎ、あこめ  ・・・「衵服(ジツフク)」とか・・・。

<対義語・類義語>解答
1.降納 2.稗史 3.驕傲 4.諫止 5.看経 6.塵労 7.鉄鉢 8.芸帙 9.浮屠 10.復辟

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