フリーの翻訳者の場合、9時5時の世界とは無縁で、365日24時間仕事が入ってくる可能性があります。
お正月もその例外ではありません。
従って、自分で堰を作って止めないと仕事の海で溺れることに・・・。
私もデビューしてから1~2年くらいは、お正月に仕事を入れましたっけ。
パソコンに向ってキーをパコパコ打ちながら、ゴ~~ンという除夜の鐘の音を聞いていました^_^;
当時は、そんなことで「翻訳者になったのだ」と妙に実感できたものです。
しかし、これは後から知ったのですが、(特に)新人は普通の人がやりたがらない時期(お正月、お盆休みなど)に声をかけやすいとか?
もっとも、時期が時期だけに、仕事を断っても支障はありません(^_^)
以前、クラスで、「365日24時間仕事が入ってくるから気をつけて」と話したとき、
生徒さんが「早く私もそうなりたい、ふぅ…」と言ったのですが、幸運にも間もなくそういう状況に突入。
そこで、めでたしめでたし、と思うでしょうが、そうはいきません^_^;
あまりに仕事をたくさん入れすぎているので、
「筆が荒れるのでは・・・」と心配なのです。
一度でも質の落ちたものを納品したら、それまで築いてきた信用がガラガラと崩れるオソレもありますから。
でも、生徒とはいえ、もう巣立った人の場合、注意するのも憚られます。
と、いうわけで、遠くから見守るしかないのですね。。。
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<後日談>
この記事を読まれたのかどうかは不明ですが、年末「お正月は空いているということですが」という突然の電話を頂きました^_^;
お声がけは嬉しいのですが、私は普段あまり休んでいないので、お正月くらいはのんびりすることにしています<(_ _)> 時期が時期だけに生徒さんに仕事を出すのも憚られますしね。
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☆「トラの商標をめぐる2題」にある訴訟の控訴審判決が出ましたので、当該記事に追記しました。興味のある方はお読み下さい。