翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

星の神秘-その2

2005年02月25日 | 歴史
前回の星の神秘(2/10)では、西洋の星占いについて書いたので、今回は東洋です。

東洋独自のものとしては、古代中国から伝わった陰陽五行の思想があります。
万物は陽気と陰気からなるとする陰陽説、木火土金水からなるとする五行説が合体したのが陰陽五行説。
これも、天体の太陽と月、木星、火星、土星、金星、水星の5惑星と不可分で、その相関ルールを発見してそれを基本とするものです。
陰陽五行の思想は日本に伝わって陰陽道が成立し、鎌倉から徳川あたりでは幕府から庶民まで広まっていきますが、明治維新を機に迷信として退けられてしまいました。明治政府はグレゴリオ暦(あっ、授業でやりましたね?)に改暦し、陰陽道を追放。

しかし、最近は陰陽道や風水(同じく陰陽五行が元)がメディアに度々登場しています。
また、この思想から分化した十二支は、現代も日本人の精神的慣習として生き続けています。
例えば、自分の干支が何か知らない人は多分いないでしょうし、年賀状に干支を書くのも違和感がなく、結婚式は大安にする人が多いですよね。

やはり、こちらも科学的に未解明のまま、私たちの生活にとけこんでいるようです。
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1 Comments

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Unknown (tsu)
2005-02-26 23:49:41
科学的に未解決のものが、最近ブームになってきていると思われます。やはり、科学だけでは、解決できないことがやっと、わかり始めたというところなのでしょうか。時代の変化を感じます
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