【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

淀放浪2012GW 『 大どんでん返しの天皇賞~ 』

2012年04月29日 | 旅三昧!釣り三昧!
実をいうと、今朝の今朝まで今日をどう過ごそうかと悩んでいた。

日本海の防波堤で釣りをしようか、はたまた天皇賞だし久しぶりに競馬に行ってみようかと思っていた。

朝起きて、日本海までクルマを走らせるには、釣り道具も竿とリール以外は白浜に置いてあることもあるし、明後日から釣り三昧になろうから、結局、淀競馬場へ行くことにした。

素人の競馬である、なかなか勝てるわけないのだ。

とりあえず、それぞれのレースの一番人気以外の気にかかる馬を一頭選び、その馬の単勝と複勝を1000円ずつ賭けていく方針にしたのだが、何度か複勝にはかかるのだが、1着にはなってくれない。複勝で勝ったとしてもそのレースがチャラになる程度で、当たらなかったレース分がどんどんマイナスとなった。

そして天皇賞である。恐ろしい人気の大外の馬を外して、オレは2頭に絞り単勝を買った。これが勝てば、そこまでの負けは埋めることができる。

しかし、レースは想像もせぬ結果となった。逃げ馬が3200メートルを逃げ勝ってしまったのだ!

大どんでん返しであった。

第3コーナーを廻る辺りで、通常ならば差し馬や追い込み馬がジリジリと追い上げてくるのが普通なのだが、その時点で全然差が追い付かないのである。

場内にいた恐ろしいほどの数の観客達も、あれれ?という感じであったに違いない。

素人ながらも、長距離で逃げ馬が勝つレース、ましてや重賞レースでのそれというのはあまり見たことがなかったので、今回は本当に楽しいレースを見させてもらった。

一年に、一度か二度程度の競馬なのだが、天気の良い日に競馬新聞だけを睨み、思いのままに賭けて熱くなる。

たまにはこんな一日があってもいいと思いつつ帰ってきたのであった。

小さな小さな旅であった。