香港放浪2025弥生〜

4月のアリカコレクション京都展の為に香港へ跳んだ。アジア圏への出張は我慢が出来るので出来るだけ安くて便利なLCCフライトを予約するのだが、今回はちと失敗して手荷物がないクラスの予約をしていた為に追加の手荷物代を払わざるえなかった。次から注意しよう…
ここのところ九龍酒店に泊まる事が多く、今回もそうしたのだが香港空港からはパスが便利なようなのでバスで移動する事にした。

小雨混じりの香港、バスはネーザンロードを南下して尖沙咀へ。
少し腹が減った。
チェックインを済ませていつものホテル裏側から少し歩いたところにあるお店で牛肉飯と青島ビール。その後、赤ワインボトルを購入し部屋に戻る。
翌朝、近所でトーストとコーヒーの朝食を摂り、オクトパスカードに香港ドルをチャージして展示会場へ。今回は胃に重い気がする朝の出前一丁は頼んでいない。
お昼は香港国際宝飾展に来ると必ず訪れる三六九飯店にていつもの通り青椒肉絲と白飯と青島ビール。もはやこの店でしか昼メシは食わない感じ。


仕事を首尾よく治めてホテルに戻る。今日は今春、初夏、そして秋に向けての仕掛けを色々と既存取引先8社程と打ち合わせた。
この夜は、レオナルドとロレンツォに誘われて九龍半島サイドの中華料理店にて夕食をご馳走になった。訪れた『 STAR PLACE 』はなかなか良い感じの清潔感あるレストランであった。

翌日は午前中は仕事、その後スターフェリーに乗りホテルに戻る。
着替えたらいつも訪れる雲呑麺の店に青島ビールを持ち込んで昼メシとした。実はこの雲呑麺の店が個人的には最強雲呑麺としていつも通っているのだ。レンゲに醤油と辛い調味料を入れて雲呑を食べるスタイルである。

その後、モンコック方面へブラブラと。歩いていると廟街に辿り着いた。テンプルストリートである。ずっと昔、僕の旅のバイブルである『 深夜特急 』で沢木耕太郎がハマりまくり通いまくったエリアである。若き日の沢木は今も残る重慶マンションの小さく汚い部屋に長居し何週間も香港に滞在したと記されている。スターフェリーから眺める景色はその頃とはかなり変わったであろうが、廟街やモンコックの裏道などはさほど変わらない気がするのだ。

モンコックからメトロに乗り今度はかつてよく滞在した上環エリアを目指した。相変わらずの市場、初めて朝食に食べて不味くてそれ以降は絶対口にしないマカロニスープを出すカフェは健在だった。この辺りはエイヒレやホタテなど乾物を扱う店が多いのだ。
この時点で少し脚が疲れてきたのでスマホで確認すると今日は既に25000歩歩いていた。
部屋に戻り小1時間程、缶ビールとカッパえびせんで昼寝した。日本より暖かな香港なのだが持ってきた服装は少し軽装だったかもしれない。
起きてしばらく歩いた後、そんなに腹は減っていないので近くにあるBARで豚肉をタイ風に焼いた物をつまみに生ビールを飲んだ。この夜の晩メシにはちょうど良い塩梅だ。2杯目からはジャックダニエルソーダにする。
コロナ以前は香港ドルは13円位だったと記憶するのだが今や20円近い。全てにおいて1.5倍の価格となっている。あんまり深く考えない事にする。かつては老後をタイの海沿いで過ごしたいという夢など持っていたのだが、今や老いて働かなくなった時は日本の海の傍にいた方が過ごしやすいかもと考えるようになっている。
私感乍、香港は仕事で訪れる街で住む街ではないと常々思っているが今回もその気持ちは1ミリも変わらない。
今現在はまだBARで1人バーボンを飲んでいるのだがココで今回の放浪記を書き納めようと思う。明日は適当に空港に向かいいつもと変わらない感じで帰国の途に就くであろう。
香港万歳!
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