【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

北上放浪2010 『北上駅の地下トンネル』

2010年05月19日 | 旅三昧!釣り三昧!
今日と明日は、たわわと流れる北上川のたもとにある『ホテルシティプラザ北上』にての催事に協賛している。

昨日までのプレセールは好調だったのだが、会場は静かである。

あまりに暇で、立ちっ放しに慣れていないのでホテルの部屋に戻ってコーヒーブレイクしている。

この北上川沿いのこの辺りは5月上旬、素晴らしい桜並木となるらしい。

今夜は催事参加社の懇親会がある。もちろん絶対参加となっている。

適当に楽しんでこようと思っている。



話は変わるが、昨夜、北上駅の地下にある恐ろしくまっすぐで長いトンネルを発見した。ここを1人歩いた。誰もいない白いトンネル。どんどん歩くと、どこか違う世界に出れそうな感じがする長い長いトンネルであった。。

さてと・・・、会場に戻るとするか。

『焼肉 やまなか屋 激辛旨たれ』 最高なのだ! 

2010年05月17日 | 旨いもん!旨いもん!!
早朝の新幹線で秋田より盛岡に移動し、こちらの取引先外商員と待ち合わせ、一路南下し一関へ。

本日同行の外商員に頼み、お昼は『やまなか屋』の焼き肉を食べに。

どなたかここの『激辛旨たれ』の作り方を教えてもらえないだろうか・・・。

もし教えてもらえたら金一封進呈したいくらい好きなのである。

さて今日からしばらく岩手県南滞在である。

What a wonderful rural world here is!!!

2010年05月16日 | 徒然日記
はやめの夕方に酒田での仕事を終え、秋田経由で盛岡に入るべく駅に向かった午後6時すぎであったが、それでも秋田から盛岡への連結に間に合わず秋田で宿泊するはめに。

今、2車両の各駅停車で秋田に向かうとこ。ほぼ二時間かかるようだ。なんとワンマン列車ということで、バスのように整理券をお取りくださいとオレンジの箱が手動ドアに備え付けられているのである。

秋田まで22駅か…。

しかしホントに放浪している。

What a wonderful rural world here is!!!

いい加減、尻が痛くなるほど列車に揺られた後、ようやく秋田駅に到着する。

リッチモンドホテルに投宿。

あまり外出するのが面倒だったのでホテル近くにあった居酒屋チェーン店『白木屋』へ。

初めて白木屋に入ったが、思っていたよりよかった。

キムチリゾットは◎である。


酒田放浪2010 『陸の孤島』

2010年05月14日 | 旅三昧!釣り三昧!
東京より山梨・甲府での仕事を終えた後、羽田発最終のフライトにて庄内空港へ飛んだ。

庄内空港に降り立つと結構肌寒い。市営バスに乗り酒田駅へ。

バスには三人の乗客と運ちゃん一人。バスの車窓は真っ暗である。左手は日本海だろうか、はたまた右手は最上川だろうか。全くわからない。

なんだか異国に来たような感覚がした。

ここ酒田は陸の孤島のようである。東京から陸路では新幹線で新潟まで出て、そこから特急”いなほ”でかなり北上しなければ来れない地なのである。この地の後に訪れる一関へは、地図では横に移動すれば近いようだが、一度北に上がり秋田へ、そして横に盛岡へ、そして南下しなくてはならないのだ。

でも、だからか人々は優しい。

オレはここの所、年に一度この時期に酒田にきている。

去年はフィレンツェの彫金師・ロレンツォと二人、フェア終了後、酒田駅前の居酒屋でミッドナイトまで時間を潰し、ブルートレイン”白鳥”の寝台で京都まで戻ったのであった。

今年はひとりである。

駅前の東急インに荷を解き、遠いコンビニに行くのも億劫なので、ホテルの朝食会場でもある居酒屋『田舎』にて、カンパチの刺身をつつきながらまったりしているのであった。

日本酒が有名な地なのだが、残念ながらオレは日本酒が飲めない。その代わり、隣町の鶴岡で作られた『月山ワイン』の小さいワインボトルを頂いている。

日本の山葡萄の赤ワインもまんざら捨てたもんじゃないなぁ。

そう思った。

タイ放浪2010 『約束の橋』

2010年05月09日 | 旅三昧!釣り三昧!
約束の前日:

バンコクの空港に降り立ったら雨である。雨季でないこの時期の雨。これまでオレが来ると必ず雨が降るとサミーに云われ続けてしばらく、オレはタイでは雨男なのだろうか・・・。

スクンビット通にある常宿・アンバサダーホテルにチェックインした後、15年近く前にSAMMYに教えてもらったタイマッサージの店にタクシーで向かう。その店は、スクンビット通りよりソイアソーク通を左に折れ、ペッブリー通手前にある。到底、観光客が行きそうにない所にその店はある。2時間で250バーツ也(750円)。

久しぶりのタイマッサージを楽しんだ後、店の前の小道に並ぶリアカーの屋台でバーミィ(タイ風ラーメン)を食べた。30バーツ也(90円)。タイでは机の上に、ナンプラー、唐辛子、ナッツ、砂糖が置かれており、それを好みでかけて食べるのである。なぜ砂糖をバーミィにかけるのか解せない。勿論、オレには不要。美味!

夜、SAMMYとSAMMYの嫁さん・RINGOと落ち合い、韓国料理BBQレストランへ。久しぶりの再会に話も弾む。デモについても語りあう。そして明日アレンジしてくれたウボンラチャタニでチャーターするタクシーについても確認した。

明日は朝が早いので、夜10時過ぎにホテルに戻った。

約束の日:

目覚ましをかけていた午前5時のアラームが鳴る前に自然と目が覚めた。スーツケースはそのままホテルに預け、小さいカバンに1泊分のシャツとパンツを入れて空港に向かう。

エアーアジア航空でウボンラチャタニへ。空から見える景色は全く森のような未開の地、しばらくすると田畑が連なる田園地帯にポツンポツンと家が見えた。



ウボンラチャタニ空港に飛行機が着き、滑走路を歩いてターミナルへ。空港には頼んでいたドライバーが待っていてくれた。しかし彼は全く英語が解せず。

田舎の街。この街でオレはタイビール、そして花屋で白いオーキッドの花束を作ってもらった。そしてクルマで橋に向けて走る。

ただただまっすぐの道をひたすら走る。土が赤い。牛が放し飼いにされている。

たまにポツリポツリと見える家の軒先には藁葺きの吹き抜けの小屋がどこにでもあった。どうみても電気どころか下水道も整っていないような家々である。きっとあの小屋で暑い午後は昼寝でもして過ごすのであろう。

ただただ走ること3時間。そしてオレはついに亡き友・SAWADAが作った橋にたどり着くことができた。

橋のたもとにはタイ入国管理局があり、メコン川をはさんだ向こうにはラオスのそれがあるようであった。

入国管理局に行って日本から来た旨を伝えた。亡き友がこの橋の建設中に事故死し、オレは彼の最後の偉業を日本から確かめに来たのだと伝えた。

SAWADAの母上から聞かされていた通り、橋の半ばにSAWADAを含む事故で亡くなられた10名の名前が刻まれた石碑があるはずだと話したが入国管理局のオフィサーは知らないようで、橋を管理する別の建物へ案内された。そしてそこで再度事情を話すと、そこのマネージャーがそのモニュメントを知っており、彼のクルマで橋の半ばまでオレを連れて行ってくれた。

ようやくたどりついた。

オレはSAWADAの名前の前に花と一緒に飲もうと話していたタイビールを添えた。橋の上は信じられないくらい熱い熱風が吹いており、線香が点かない。マネージャーが停めていた車に戻り、車内で線香を点けてきてくれる。

流れ行くメコン川は川幅が1.5キロもあり、そこを跨ぐ橋は長い。そのメコン川は想像通り泥水であった。長く長い河。

川沿いには日本では見たことのないオレンジの花をつけた背の高い木が並んでいた。



SAWADAよ、オレの中でお前に誓ったお前の作った橋を見に来るという約束、オレはやってきたぞ。お前はこの恐ろしく熱い風に吹かれながらも、エンジニアとしてヘルメットをかぶり、作業服を着て、この橋を作っていたんだな。最後に連絡を取り合っていたのが5年前のこの時期、お前もこのオレンジの木々を見ていたのだろうなぁ。

よく頑張ったな。さすがはわが友である。

橋の上で合掌。

よき友よ、永遠なり!




【追記】SAWADAの母上より届いた手紙

昨日はわざわざお訪ね下さいまして誠に有難うございました。遠いところタイ・メコン河まで訪ねて下さって感謝感激でございます。

タイは雨季と乾季の差が大きいのでその期に合わせて工事をするのだと聞いていましたが事故のあった七月はもう雨季で河の水も大変深くなっていた時で無慚にもポキリと折れたクレーンと白いヘルメットがプカプカと浮かんだ光景(当時の写真)を見た時はなんとも言えない気持ちでした。

ネームの入った一人一人の白いヘルメットは欠ける事なく回収されて現場事務所の机の上に並べられ、まだ見つからなかった三人のヘルメットの前にはお線香が立てられていました。

穣の机の上には日本のお友達と交信していたパソコンが置かれたまま、机の引出にはペンや定規が整然と入っていました。その現場事務所は十二月に完成した時は跡形もありませんでした。

でも穣が仕事をしていたあのメコン河まで、その周辺までお運びいただき、あのメコン河の風、気温を肌に感じていただけた事がとてもうれしいです。その時咲いていた黄色い花はきっと穣の喜びをたたえてくれていたのではないかと思います。学生時代はつっぱって真面目でなかった息子でしたのに良いお友達を持って幸せな子だったとつくづく思います。

本日阪急百貨店に出掛けましたので御自宅でこれからお風呂上りにでも召し上がっていただけましたらと心ばかりの感謝をお送り致しました。どうかお納め下さい。

何か気候不順な此の頃でございます。くれぐれもご自愛の上ご活躍お祈り致しております。

五月二十八日

清水建哉 様


男3人兄弟・白浜海釣り紀行

2010年05月03日 | 旅三昧!釣り三昧!
5月1日、夕方の渋滞の切れ目をぬって白浜へ向かった。

当初、兄貴との二人旅の予定だったが、弟も参加したいと言い出し、男3人兄弟での白浜海釣り紀行となった。

2日、白浜で兄弟らを待つ前の午前に船を出す。快調である。

なんと、オレはここでアコウを釣り上げた!高級魚である!!

瀬戸内海では最高とされるキジハタがかかったのだ。生まれて初めて釣った!!うれしい!!

昼より3人で船を出した。

二人に楽しんでもらおうと、釣りのしやすい場所を使ってもらい、オレは船頭で立って竿を投げた。

普段はアジばかり釣れるのだが、どうやら海水温が高いのか全くヒットせず、そのかわり、赤いイサキのような名の分からない魚ばかりが釣れた。

結局かなりの魚をゲットして、夜はマリーナハウスの海沿いの屋外でBBQをして、釣れた魚を焼いて食べた。

翌朝も早起きして仲良く釣りして帰路についたのであった。たぶん100匹近くはトータルしたら釣ったと思う。

あまりこれといった会話の無い時間であったが、それはそれで良いかなと思った。

兄弟仲良しがよい。