基本技を構成する基礎トレーニングにひと肌ぬぎ2時間を掛け説明した。私の得意の分野だ。
先ず、武術として働く脇内弦の箇所と骨格筋を理解しよう。

むやみやたらに速さ、力など筋肉の収縮に頼る動きは避け、伸長筋による動きを身に付けたい
なぜならば、筋肉の収縮時、伸張反射が起き間ができ隙が生じる、又筋肉には乳酸、心身にはストレスとして害を及ぼす可能性が高い。
又、伸長筋の動きは筋肉内に存在する筋紡錘をかえし生体反応を活発化、より以上のパワーが発揮でき、運動や術技が楽しみに変わる。
基礎的運動を知らずに基本技を行なう事は、若気の至りで競技が優先し型だけのもので、真の意味での躰技になり得るものではない。
したがって、一つの例では大学卒業と同時に躰道も卒業と思う者も多い、残念でならない、生涯体育(武道)として継続するよう、指導することを望む。
又、継続できても創造力に欠け、地位や名誉欲、権力に走る者が少なくない。躰道の組織は稽古の為と、社会貢献への組織であり、未だ媒体拡充の途にあると考えております。