タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

筆おろし

2022-10-26 13:59:50 | 山歩きから
    

    

新しい靴の筆おろしを兼ねて裏山を歩きました。

新しいものを買ったらすぐに使いたくなるのは人情。幸い好天です。

    

この青空を見ながら目指すのは急登コース。新しい靴は最初からしごかないといけません。

その靴、思った通りいい感じでした。急な斜面でもフリクションが利いて快適に登れた、と言いたいのですが、わが裏山は急登でも落ち葉が多いので、岩稜歩きのような快適さを楽しむことは出来ません。でも、間違いなくいい感じです。

    

71番鉄塔の手前ではこの程度の展望。窓ヶ山が樹間からやっと見えるだけになりました。

この写真を撮って、、、、

     

ブッシュの間を抜けて71番鉄塔に到着です。

    

本当にいい天気です。

電力会社の手によって草刈りが終わったばかりなので、その上に寝転ぶ感じで空を見上げました。

    

どうだぁ、新しい靴だぁ

この上をハチクマが流れてくれると最高の風景になりますが、そのようなことは夢のまた夢です。でも、いい時間でした。

    

昼前になると暑い、暑い。汗かきのタカ長は汗だくになりました。

    

いつもの駐車場に帰ったとき、空には白い雲が浮かんでいました。

ここでタカの渡り観察をしている人と短時間のおしゃべりタイム。

新しい靴はバッチリでした。もう少し使うと足にフィットするはずです。この靴と、履き捨て予定の靴で山歩きを継続するつもりです。

この靴がダメになるまで歩き続けることが出来ると最高ですね。

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清水の舞台から

2022-10-25 15:37:48 | 日々雑感
    

Lowaの登山靴を買いました。

右側の古いLowaはソールを張り替えるには古くなりすぎたので履きつぶすつもりでした。と思いながら長らく放置していたのですが、ここ何回かの山歩きで履いてみたらもの凄く楽。タカ長にはLowaの靴があうのです。

山歩きは靴、足回りだけは大切にしないといけないと思い、清水の舞台から飛び降りるような気分で買い求めたわけです。今はキビシイ登山はしないので、他のモノは古いものでもよいでしょうが、靴だけは妥協しないことにしました。

    

あと何年山が歩けるかわからない、、、、、、、と考えると登山靴など買えませんが、、、、、、でも買い求めました。

店で「人生最後の登山靴だ」と言ったら、「まだまだ歩けます」と言われたので、「それならあと5足買うことにします」と言って帰ってきました。

タカ長が5足買うまで店をつぶすなよ(笑)

    

今日の裏山歩きの帰り、「家庭菜園」に寄りました。この菜園も山仲間の有志がやっているもので、今日も菜園組は大急ぎで裏山から帰って行きました。

団地の道路に面した小さな菜園ですが、土づくりには金をかけているので色々なものがたくさん採れます。

    

女房殿は費用負担するだけですが、今日は手伝いの真似事をしていました。タカ長は文字通り高みの見物。

    

農場長(?)の指示で細かな作業もしているのでいつ見てもキレイです。

この作業も山グループの楽しみの一つなのです。

    

トウガラシの色もいいですね。今日はこれをもらって帰りました。

狭い菜園ですが、一人で土づくりをするのは費用面だけでも大変だと思います。その点グループでやると楽、タカ長たちの山グループには「○○部会」と言うものがいくつかありますが、いま一番元気なのはこの菜園部会かも分かりませんね。


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雲月山花登山~4

2022-10-24 07:32:19 | 山歩きから
10月21日の雲月山は雲の表情が素晴らしい日でした。

一点の雲もない青空ではないし、重苦しい雨雲が空を覆っているわけでもない。白い雲の表情のある日でした。足元の花を見たり、空を見上げたり、足は遅くても頭は忙しい山歩きでした。

同じような写真ですが、その時撮った写真を並べます。

    

    

    

    

     

    

それにしてもこの山の名前、岩倉山。どこを見ても岩はありません。

山頂にも行きましたが、そこも草原状。短い道中にも岩はありません。それなのに、「岩倉山」。

「西中国山地」の著者、桑原良敏先生は次のように書かれています。

岩倉山とはよほど岩の多い山だろうという印象はぬぐえない。しかしこの山には岩塊らしきものは一つもない。誰がつけた山名か知らないが、この山を岩倉山と呼ぶには自然的条件が揃っていない。『芸潘通志』土橋村絵図によると、この山に遠見所のあったのは事実のようなので、〈遠見所山〉とでもしておいた方がよかろう。


    

    

    

    

    

    

この中の気に入った写真をパソコンの壁紙に設定しました。

写真に撮ったのはこの程度のモノですが、終日空を見上げていたらまだまだ面白い写真が撮れていたはずです。

誰かが言いました。雲は天才である。そうですね。

    

昼食を済ませて下山開始です。

同じ道を帰らないで、周回コースをとることにしました。

    

岩倉山や自分たちが帰る駐車場が見えています。岩倉山と言っても、どこにも岩が見えませんね。

    

    

    

足元のあやしくなった女房殿との下山。心もとないと言えばその通りですが、女房殿は60年来の山友だちですから、ある種の安心感があるのも事実です。

昔のように、確保したり確保されたり、、、、、、、と言うような気の利いたことは何ひとつ出来ませんが、それでもある種の安心感はあります。

   

今では足も遅くなり、他の人と歩くと迷惑をかけているように感じますが、二人だけだとその遠慮もありません。そのような情けない安心感かも分かりませんが、気づかいなしに歩けることは有難いことです。

    

中の谷の沢すじに下りてから、駐車場に向けて登りかえします。

今日の山歩きも最終コーナーを曲がった感じです。距離は短いのですが、背後から日が当たり、風が無いのでつらい登りになりました。

    

若い頃は登山者としての能力は女房殿が上で、手加減ナシの重いキスリングを担いで冬の伯耆大山に何度か出かけていました。他の山にも行っています。

長い山人生には色々なことがあって、今はノロノロ歩き。そのようなことが分かっている上での安心感かも分かりません。

    

    

無事駐車場に帰ってきました。

歩数にしたら荒谷林道往復より少ない山歩き。それでもひと山まるごと貸し切りの静かな山歩きで、満足することが出来ました。


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雲月山花登山~3

2022-10-23 07:25:24 | 山歩きから
    

岩倉山でYAMAPに1座加えたタカ長、急いで分岐点に下ります。前の高山にタカカノが登っています。

分岐点にデポしていたザックを背負って高山に向かいました。

    

のんびりと登っているタカカノですが、いざ追いつくとなると大変、山頂までにつかまえることは出来ませんでした。

    

競争ではないので、無理に追っているのではありません。でも、どこで追いつくかを思いながら追って行きました。

    

高山の山頂近くにヤマラッキョウが咲いていました。

ヤマラッキョウはあちこちで咲いていますが、草むらの中で見ると何となくイメージが違う気がします。

    

山頂の雲。何となく雰囲気があります。

    

高山山頂から雲月山の展望。

    

巻き道の合流点を少し過ぎたところでタカカノに追いつきました。

岩倉山からここまでマジメに歩きましたが、脚力の差は思ったほどではなくて、なかなか追いつけなかった感じです。

    

    

ここからまたのんびり歩き。

    

リンドウもあちこちに咲いていますが、山頂に近いものが良いように見えました。

駐車場と山頂部、標高差は少ししかありませんが、それだけで花期に違いが出るのでしょう。駐車場の近くであわてて飛びつき、傷んだ花を撮った自分がおかしくなりました。

    

    

    

なだらかな道と距離の短い急登をこなして山頂に向かいます。タカ長のザックは赤色です。

    

    

足元のアキノキリンソウを見ながら最後の登り。

空の広い山頂に着きました。

    

誰もいません。

岩倉山から駐車場を見たときには数台の車が見えましたが、あの車は登山者のものではなかったようです。山頂から駐車場を見るとタカ長の車だけ。

雲月山は人気の山ですが、ウイークデイに来ると登山者は少ないようです。しかし、終始二人だけの「貸し切り登山」になった記憶はありません。

    

島根県の山も快晴状態。

三瓶山の右、遠くのほうに気になる山が見えましたが、同定は出来ませんでした。

    

咲き残りのマツムシソウ。

    

ウメバチソウは登山道の一角に咲いていました。時期的には終わりが近いようです。

    

ナデシコは雨模様の天気が似合うように思います。晴天の下で見ると雰囲気が感じられない、と思われるのです。

    

雲月山で吾亦紅を見ると、高齢になった親父を連れて歩いたことを思い出します。あの日も吾亦紅がたくさん咲いていました。

   

ツリガネニンジンの花に特別な思いを持ったことはありません。どこにでもある、普通の花と言うイメージなのでしょうか。

主だった花を紹介しましたが、見る人が見るとまだまだあるはずです。

雲月山の花は全国区ではないかもしれませんが、タカ長が行く山の中では「花の名山」なのです。


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雲月山花登山~2

2022-10-22 07:33:48 | 山歩きから
    

昨日の雲月山登山です。本当は「登山」とは言えないような「花散歩」でした。

とにかくのんびり歩き。

    

いつもは、タカ長がドライバーから登山者に変わる頃には、タカカノははるか先を歩いているのですが、昨日は別でした。

タカ長が出発に手間取っていても、タカカノはすぐそこで花を見ています。

    

早速タカ長がワンショット。このヤマラッキョウはたくさんあります。田中澄江の「花の百名山」では、ヤマラッキョウを見る山として三瓶山を紹介していますが、三瓶山に行かなくても雲月山でたくさん見ることが出来ます。

    

アキノキリンソウも普通に見られる花です。デジイチを持っていないのでこの程度の写真しか撮れませんが、それでも十分満足しています。

    

これまで写真など撮ったこともないタカカノですが、iPhoneを使うようになってさかんに撮るようになりました。

その写真を見たことはほとんどありませんが、どうせ駄作のオンパレードのはずです。

    

その後をタカ長。

でも、ますますスピードが落ちるタカカノ。ついにタカ長が追い越すことになりました。

    

    

そのタカ長も写真を撮りながらゆっくりと歩いているのです。

    

岩倉山分岐点に着きました。コースタイムではここまで15分ですが、タカ長たちは40分かかりました。

ここにザックを置いてタカ長だけ岩倉山に行きました。岩倉山に行くとYAMAPに記録される山が1座かせげるのです。

小さく見るとこの草山に「岩倉山」とか「高山」と言う名前がついているよですが、タカ長の認識ではここの草山すべてが「雲月山」なのです。

でも、YAMAPの記録が1座増えるのは嬉しいので、分岐点から6分間の登山を楽しむことにしたわけです。

    

岩倉山の山頂にはこんなものがあるだけ。山頂をしめすプレートは見つかりませんでした。

    

その岩倉山からの展望。雲月山はこのように展望の良い山です。

雲月山が展望の山であることは「芸潘通志」にも記録されているようです。昔から展望の山として知られていた、と言うことです。「芸潘通志」には、その名前、雲月山には「ウズキ山」とルピがふってあると「西中国山地」(桑原良敏著)に紹介されています。

雲月山の名前については論争があったみたいで、同書には、、、、、、、

従来の呼び名は〈うつつき山〉で近年〈うづき山〉が一般化していたが、ほかにも〈うづつき〉〈うつづき山〉〈うんげつ〉など多様の呼び方がある。この呼称の統一について、地元の広島県山県郡芸北町と島根県那賀郡金城村およびこの山に近接する同郡旭町とで協議の結果、昭和38年6月以降〈うんげつざん〉と呼称することに決定した。

とある。それにしても〈ウズキ〉という古風で優雅な名が、時代の流れとはいえ即物的な〈ウンゲツ〉という読み方に変えられていくのは淋しい限りである。


広島の山の大先輩である桑原良敏先生は同書でこのように書かれています。

タカ長が初めてこの山に行ったのは昭和34頃。県境にある炊事棟を使って飯盒炊飯を楽しみ、そのついでに山に登りました。

上記の決定がなされる前に行ったのですから、タカ長にとってこの山は永遠に「ウズキヤマ」です。

山と渓谷社の「分県登山ガイド」には「うづきやま」と紹介されています。

続きます。




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