the night eats the world 2018 フランスの映画です。
簡単なストーリを述べると、たまたま、元カノのところにテープを取りに来たのに、元カノは今彼とパーティの真っ最中。仕方なく酒を飲んで、個室に閉じこもって寝落ちした翌朝、アパートは血だらけ、廊下に出てみると皆ゾンビに変わってしまっていたよ!!! さあどうしよう。。。
これ、ゾンビ映画ですが、基本は一人の男の生き方を描いた映画って感じです。フランスのちょっと違ったアングルからゾンビ後のの世界を描いたのかな。 主人公はまずアパートを探検したり、閉じこもったり。様々な部屋から食料やテープを持ってきて一人で生きる算段をします。でもこのお話のメインはこのいかに生き残るかではありません。これから彼はどうやって前向きに生きるか。。というもの。
ゾンビの原因も描かれてないし、淡々と彼が孤独と戦う場面が描かれています。ゾンビがアパートの周りにいなくなったらそれはそれで、奇妙な気分になり、わざと大きな音を立ててドラムを演奏してゾンビをよびだしたり。主人公はミュージシャンみたいです。一人で台所用品で音楽を作曲したりしています。
淡々とした映画が途中で大きく動きます。突然夜中に足音が近づきます。恐怖にかられた彼は銃をうってしまいます。彼が打ったのはなんと 人間の女性でした。。。。
その後の展開がとっても素敵です。女性は銃で怪我をしたのに、彼の前に意識をもどして、現れます。そして、彼の作る音楽に一緒に参加します。この場面がきれーい。なんかちょっとした恋愛映画のよう。まあ、あまりに幻想的だったのでこれって もしかして 男の夢? だったんだよねー。
彼女は彼に、”一緒に逃げよう。ゾンビは高いところが弱い。屋根を伝って誰か人間を見つけよう”といいます。そして、”このままだと結局あなたもゾンビの餌食になるわよ”
まあ、これは彼が彼自身に常に思ってたことだったのね。
映画の最後はゾンビ映画にふさわしくなく すごく、すっきりした気持ちになります。
最後彼がどうなるかはわからないけど、がんぱって生き残ってほしいよね。
面白かったー。 ゾンビが好きな人も嫌いな人も絶対好きになると思います。