INCEPTION インセプション ２０１０年

昨日は　オスカーの日で、アメリカのテレビは４時間前から、”レッドカーペットのセレブ”みたいな番組を　流している。まあ、これは
ゴールデングローブのときも　同じ。会場に入場するのも、たぶん、何時間前に入るとか、きっと　指定があるんでしょうね。それで、安いセレブは　３時間くらい前から、会場に来なくてはならないんでしょう。式の１時間前くらいになると、重要な女優がどんどん来ます。今回のオスカーはなんか、予定通りの決定に決まってつまらない結果だったんですが、でも　やっぱりと　思っていたけど、なぜインセプションが、あまり評価されていないのかしら！！！。

確かに複雑なお話ですが、でも、面白いです。夢の中の夢の中の夢に入り込んでサブコンシャスの中から情報を操作する話です。でも　主人公のデカプリオ　は　彼のサブの中に心の病んだ妻を　抱えています。その　妻は彼の夢の中に現れさまざまな邪魔をするのです。彼は彼女と話をきちんとつけないと、自分の子供たちに会えないと思っています。そのいう中で、舞い込んだ財閥のトップの夢の中に入って情報操作する仕事を　受けることになります。仕事を持ってきたのは、渡辺謙。すっごいお金持ちのビジネスマンをさらりとやっております。結構かっこいいです。ハリウッドスターです。

夢の中から、また夢の中に入る。夢の中だからといって、すべてが自由になるわけではなく、やっぱりさまざまな制限もあります。
その人工的な世界の場面は本当にすごいです。道路が９０度展開する場面,都市がどんどん崩れていく画面。大きなスクリーンで見るべき迫力があります。
最後のシーンはすごい　オープンエンドです。　本当にデカプリオは実際の世界に戻ったのか？それとも　夢の中にまだいるのか？
簡単にハッピーエンドと　見る側が思えればいいんだけど。

で、こんなに怖いくらいいい映画が監督賞とか作品賞とか　おいしいところみんな”ＫＩｎｇ’ｓ　ｓｐｅｅｃｈ”に　もって行かれるなんて。ちょっと！！！。どうも　SFっぽい要素が入った映画は　賞を取るにはなんか　ハンデがあるみたいですね。

アマロ神父の罪

フロリダは　毎日北海道の夏のような　暑さです。東京は　まだ、冬ですか？　湖の　ペリカンはまだ、こちらでゆっくり越冬をしています。
またまた　ガエル　の　映画です。
ストーリーは　単純です。　神父のガエル　が　アメリータ　と　言う女性に恋をして、セックスをして、彼女が　妊娠をして、それで、
堕胎をしようとして、　女性はその手術で　亡くなってしまうというお話。

ガエルは　最初、とても善良な人間のように描かれてます。でも　彼には僧侶として出世しようとする野心もあるという面もあります。そのなかで、綺麗な女性が彼のもとに　現れると、ごく自然にセックスをしてしまうのです。この部分は本当に自然に描かれてます。ガエルの得意の２面性が　現れている感じですね。彼女は単純な女性で、妊娠すると、王子様は彼女をサラって、どこかで幸せに暮らせると夢見ているのですが。でも　彼はもっと現実的なので、堕胎を進めます。

この映画はメキシコの　（たぶん他の国も同じようなもの）キリスト教会の神父のさまざまな　挫折、罪、妥協を描いています。その中でアマロ神父の　突き当たる問題を　私たちに見せてくれます。神父といえども　完璧な人間ではないのです。また、神父も野心をもって生きているのです。野心のためには　堕胎もありうるということです。映画のなかで、ナタリー神父という人物が出てきます。彼は　アマロ神父のたぶん善人の部分を表す人物だと思います。でもその彼は教会から破門されてしまいます。アマロが　野心をまっとうするためには　結局自分の弱い部分を切り捨てるしかないのですね。

この映画は　まじに　見る価値があります。　１００％善人ということは絶対ありえない。　人間は裏表が　あるんだよなあ。

DOT THE I

こちらは　日本より早い春です。　で、私は花粉症が始まり、薬を飲んでも、やっぱり目が痒くって。　そんなときには　家でDVD　を見るしかないなあ。で、お勧めのガエル　ガルシアの　映画。

結婚前の女性の”HEN　ナイト”　という、趣向があるそうです。で、その彼女が最後の夫以外の男性と　キスの相手に選んだのが。ガエル。
で、まあ、フォーマルなキスが、熱情的なキスに変わって、それが二人が知り合うきっかけに。。？　夫となる、男性のほうが金持ち出し、男前だし、だのに　なぜガエルを選ぶのかな？　この役は彼以外できないですよ。彼は背が低いけど、でも　チャーミング。で、普通の３角関係の映画なのと　思っていると　あっという展開がまっているの。で、それで　おしまいかなと　思っていると、またまた、これはやったね
という　展開に。２転３転　するお話です。途中の不思議なショットがあとから　ああそうかあという　風に。

ガエル　ガルシアの　なにを考えているかわからない　目力　が　すごく生きています。

Y TU MAMA TAMBIEN 2002年

ガエル　ガルシア　が　好きです。　彼の魅力は　一見素直そうな若者に見えるし、純粋なお人よしっぽいんだけど、実は何を考えているかわからないところがあって、以外に腹黒かったりするところじゃないかと　思います。その彼が　DIEGO　と　ともに　高校卒業したての、若者を演じています。マリベルと　いう女優が彼らのマドンナ役をしています。彼女はスペイン人の女優で、たぶんスペインでは１流の女優らしいですが、私の目から見てそれほど美人じゃぜんぜんないんだけど。（でも　彼女の昔の映画をみたら、結構美人でした。黙っていると。彼女歯が　ちょっと出っ歯気味なの。）


３人でメキシコシティから　知らない海岸へ旅に出ます。その　旅の間の出来事。メキシコの田舎のレストランは本当に映画の通りで、懐かしかった。勝手にビールを冷蔵庫からだして飲むとか、あれは　本当です。モーテルの簡素さとか　まさにメキシコです。９０年代後半にメキシコにいたので、この映画すごい　懐かしい感じがしました。ガエルと　DIEGOは　私生活でも子供時代からの友達だそうで、この映画では　本当に楽しそうに演じてます。というか、どっから　演技なのかなあ。。。
マリベルは実は心に絶望を感じていて、旅行中もそのくらい部分を垣間見せます。

最後の海岸でのよる　３人はめちゃくちゃに酔ってしまいますが、本当にこういう　酔いかたってあるよなあ　って　感じ。この映画すごいさまざま場面がリアルな人間を描いていて、扱ってることも結構つらいこともあるんだけど、興味深く面白いです。
最後の夜以降、ガエルと　DIEGOは　人生の分かれた道を行くことになります。これも　メキシコの見えない階級制度みたいな感じがわかるし、また、ああいった夜をすごすと、普通につきあうのも　むずかしくなるだろうなあとも　思います。

この二人のキスは　いいです。ガエルはやっぱり　隠れゲイではないかと思っているのですけど。

キャッシュ バック ２００７年

これは　たぶん日本では　公開されなかったのでは。　DVD　の　写真も　ちょっと　エッチぽい感じが　するし、映画の説明も
なんか、青春映画なのか、SFっぽいのか　解らないのでは　ないか？
ぜったい　DVDの　写真、間違ってる。（スーパーで、ヌードの女性が買い物してる？）みたいな写真です。だって、この映画はどちらかというと、BOY　MEETS　GIRL.の　純愛映画です。　デートの映画にちょうどいい映画。重過ぎない、軽すぎない、最後は　ああ　綺麗な画面、言い終わり方だったわ。見たいな。さあ、飲みにいこうか。

主人公は　SHAUN　EVANS。よく知りませんが、感じやすい男の子の役にぴったりでした。女の子も年上？最初はちょっとぶすっぽいのに、だんだん綺麗に見えてきます。　主人公が時を止めることができるようになるです。でもこれはぜんぜんSF的世界ではないの。もうちょっと現実と夢との境目のような不思議。

最後は夜の風景に雪のような花びらのようなものが　降りかかってそれは綺麗。かわいらしい映画で　大好き・