クリスチャンベイルが30キロもの体重を落としてチャレンジしたという映画ですね。以前も見ていたのですが、今回ケーブルでやっていたのでまた見ちゃいました。
滅茶苦茶痩せてますよねー。不眠症が1年も続いて痩せ続けてしまってるトレバー(主人公)。その周りでは不思議なことが起こり続けています。冷蔵庫に勝手にメモが止めてあったり、禿の男アイヴァンが妙に彼の生活に侵入してきたり。彼の仕事場でも、人間関係がうまくいかなくなっています。不安定な精神状態のなかでの慰めが毎日のように行く、空港の喫茶店で、コーヒーを飲み、ウエイトレスのマリアとの会話が彼の唯一の落ち着く場所になっています。空港っていうのがねー、妙に夢っぽいんです。
彼はマリアと彼女の子供にニコラスと3人で遊園地に行きます。そこでも、ニコラスと一緒に入ったRIDEで、大変な目に会っちゃいます。中の展示が滅茶苦茶怖いので、ニコラスは発作を起こしてしまいます。それでも、マリアはこれは彼の持病なので心配しないでといって、帰り部屋に誘います。二人でワインを飲みます。
そして、もう一人がコールガールのスティービー。 彼女はトレバーのことを本当に心配しています。彼のためなら、今の商売を辞めて、普通の暮らしを一緒にしたいといいます。で、彼女が一番この映画では可哀そう。トレバーのことを本当に気にかけて、すっかり一緒に暮らす気だったのに、枕元にトレバーの写真を飾っていたら、トレバーの目にはそれはアイヴァンの顔に見えていたのですもの。そのためにトレバーに滅茶苦茶怒鳴られて、出て行かれちゃいます。彼女は本当に存在していたのに。
この映画の中で、アイヴァンという男がいつもトレバーに付きまという不安な影を投げかけています。トレバーは彼を殺したいとまでおもうのですから。そして、アイヴァンがいったい何者なのかというのが、映画の最後で分かります。
まあほとんどが彼の頭の中で起こっていたことだったわけですね。ニコラスは彼が結局ひき逃げで殺した子供だったわけです。そして、マリアはその母親。空港の喫茶店には彼は実際行っていたのでしょうが、マリアとの会話が彼の頭の中でしか起きていなかったわけですね。。。
最後警察に自首したのち、とにかく眠りたい―――といって眠り込むトレバー。
罪の意識から逃れられなかった辛さを見せつける映画です。2回目の映画ですが、やっぱり面白い映画。で、初めて見たときと結局おんなじ感情なんですが、やっぱり、スティービーが可哀そうです。トレバーが刑務所に入ったら、結局彼女はコールガールを続けるしかないんでしょうね。トレバーが出所するのを待っててくれないかしら。 なんてね。
クリスチャンベイルは本当に映画によって、体重や、イメージをしっかり変えていきますよね。私的には彼のバットマンが一番好きですわ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます