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映画エヴェレストと関連本

2021年02月12日 | 古い映画

「エベレスト 映画」の画像検索結果 この映画は1996年の大量遭難の話の映画化です。遭難者の中には日本人の女性難波康子さんもいらして、日本でもかなり当時は報道されたものと思われます。結構史実に基づいて、忠実に描いています。エベレストの登頂の大変さ、苦しさも手に取るように分かります。あまりに面白かったので、その後関連本を調べて、手に入るものはアマゾンで買って、読んでみました。

”空へ”

空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)

商業クループロブホープ隊と一緒に同行したジャーナリスト ジョン クラカワ―が書いています。彼はロブ ホープ隊へ招待同行、それと引き換えに彼の属する雑誌にロブホープの広告を出すという条件で参加していました。クラカワ―は無事にエベレスト登頂しましたが、彼のグループでは大変な遭難を経験します。その話を彼の目線から書いています。面白かったのは映画でもメインだったベック ウェザースのクラカワ―からの印象。 ジャーナリストってのは民主党みたいですね。で、ベック ウェザースは医者で、共和党です。なので、最初は全然いい印象がなかったようです。後、難波康子さんに関しては雪山の経験が足りないようで、心配していました。そういった個々のクライマーに関して色々映画ではわからなかった部分が見えてきて面白かったです。

”生還”

生還

ベック ウェザースの体験談です。これは前半は彼がなぜ登山に夢中になっていったのかが書かれていて、興味深いです。彼が登山に夢中いなった主な理由というのが、彼は慢性的なうつ病で、登山をしてる最中だけは人生を生きてる感じがする、うつ病から回復するからと言ってます。そのせいで結婚生活も危機的になっていったにもかかわらず、エベレストで、ほとんど死にかけるまで登山に夢中になっていました。

そして、エベレストでの生還。その後のリハビリの苦労、結婚生活のやり直しなど、エベレストの遭難意外に、彼の人生が色々描かれていて面白かったです。

空へ でも言われていたのが、ボブホープは登頂前に、1時までに登頂すべきだ。それまでに登頂できなければみんなキャンプに戻らなくてはならない -と 言っていたにも かかわらず、なぜか彼自身を含めてほかのメンバーが3時 4時になっても登頂続けていたのかが またこれが大量遭難の原因になったという事でした。そして、 この なぜ? の理由が 皮肉にも、クラカワ―の存在があったんじゃないかという事が 生還 で ちょっと言及がありました。つまり、一つには ジャーナリストが一緒なわけで、もし、全員エベレスト登頂成功であれば ボブホープ隊にとって 好意的な記事を書いてもらえるわけなので、そのために無理をしたんじゃないか。後は ダグ ハンセンの存在。彼は郵便局員で、実は前年にもボブホープの遠征隊と一緒にエベレストに来ています。ところが、登頂のすぐ前に来ていながら時間切れで登頂ができなかったのです。郵便局員にとって600万円という、遠征費はかなりの大金です。この年の遠征にはボブホープがダグ本人に何度も電話をかけてきて、一緒に行こうと誘ったそうです。そして、参加費も特別に半額にしたそうです。そこまでして、ボブはダグにエベレスト登頂に成功してほしかったようです。ところが、ダグは体調が不振で、登頂に時間がかかり、4時ごろまでかかったわけです。それにボブは付き添ってのぼったので、遭難してしまったんです。

遭難その後に展開に関してですが、難波康子さん登頂成功のち、下山途中で雪に埋もれてなくなってしまいました。ただ、その時の対応を読んでいくと もしかしたら、商業登山グループではなく、普通の登山隊であったら、助けられたんではないかなと思われました。それが大変残念です。

登山系の映画、本って面白いですね。もっと 色々みたいです。


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