原題「Alarm für Cobra 11- Dei Autobahnpolizei/アラーム・フォー・コブラ11-アウトバーン・コップ」
ドイツ・RTL製作ドラマ 1996年にドイツで放送された作品。(日本未公開)
第1シリーズ 第9話(Folge8)「(Endstation für alle直訳=すべてのための最後の停止)」
(Season1 Episode9 1996年5月7日放送)
出演 ヨハン・ブランドラップ(フランク・シュトルケ) エルドゥアン・アタライ(ゼミル・ゲーカーン)
ゲスト スーザン(スザンネ)・アップレイガー(シュテフィン)
勝手なあらすじ(DVDに掲載してあるあらすじを機械翻訳にかけ、観賞した後の印象から)
コカイン中毒のシュテフィンは、すでに、80.000マルクもの借金を抱えていた。だが、どうしてもコカインが欲しい彼女は、銀行が現金を輸送車に運ぶ一瞬の隙をついて現金を手に入れ逃走した。
一方、まだ事件の事を知らないゼミルは、署近くのサービスエリアにあるマライケの店で食事をしていた。すると、連絡が入り、シュテフィンがそのサービスエリアに現れたというのだ。しかも、売人のザッシュと待ち合わせだという。
マライケの店から様子を伺っていたゼミルは、彼らが長距離バスに乗り込むのを目撃する。そして、自らも乗車客のふりをしてそのバスに乗り込むのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
シリーズ最後の回は、このシリーズで降板するフランクがメインでなく、後を任せるぞという感じでゼミルがメインの回になっている。
今まで、ほとんどフランクがメインだったのに、最後に華をもたせてくれる形でこのシリーズを終わらせてくれているのがめっちゃ嬉しかった。
この時からゼミルに人気が出てきてたのかな?
さて、そのゼミルだが。
あらすじに書いた通り、このバスジャックの乗客の一人になる。
まあ、その前に・・・。
オープニング、事件を知らずに署の中でみんながくつろいでいるシーンがあるのだが、ゼミルは誰かと(画面上では相手の人が写らない)卓球をしているのだ。
上手いのか下手なのかいまいち分からなかったが、
ふと、制服警官にピンポン球をとられ、さりげなく、
「返して~、早く、返してちょうだいよ~」
という仕草をしていたのだ。
お茶目で面白くって可愛らしかった。(マニア目線・・・)
というか、なぜに警察署の中に卓球台があるんだろう?(爆)
では、バスジャックの状況を。
ゼミルは、食事の時に知り合ったおばあさんの忘れ物を届けに行くふりをしてそのまま乗車する。
その時に携帯を隠し持っていき、署の電話と通話する。さりげなく車内の様子を流すのだ。その様子を署で隊長と共に受け取るフランク。
そのおばあさんとゼミルとの巧妙なやりとりも面白かった。
彼女はゼミルが高速警察隊だと知って一緒に芝居をうってくれるのだ。
縛られたゼミルを助けてくれたりもするのだけど。
粋なおばあさんだったなあ。
事件は解決したかに見えたが、ラストでバスが暴走する。
それを止めにフランクと向かうゼミル。
今じゃあ定番ですが、
この時初めてBMWのサンルーフからゼミルが出てくるのだ。
そして、バスへ・・・。
エンディング。
さりげなく、フランクは、ぎゅ~とゼミルを抱きしめる。
よく頑張った!という感じに。
なんだか、役柄抜きでヨハン・ブランドラップがアタライを抱きしめてるように思えた。
初めての連ドラでみんなでがんばって作り上げてきたんだという感じが伺える一瞬だった。
掲載日 H20.7.24