南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 鹿児島の親戚に用事があり、急遽鹿児島へ帰省することになった。
 8月末に帰ったばかりなので、金銭的にもいつもならば次の帰省は正月となるところだが、高速道路休日割引のおかげでまたいくことができる。本当に助かる。1,000円様サマだ。
 桜島サービスエリアに着く頃にはすっかり日も傾き、西の空が夕焼けで綺麗だった。

 せっかく鹿児島に帰ったのだから、今夜くらいは天文館の居酒屋で一杯飲みたいところだ。でも、今回は車なので飲めないのだ…(涙)。
 そういえば、ここ最近は鹿児島に行っても天文館に飲みに行くことをしていない。親しい友人はほとんど県外に就職しているため(自分も含めてか)、飲みに行く相手がいないのもあるが…。
 まあ、いつもとんぼ返りなので飲んでる場合ではないというのが一番の理由だろうか。

 今回お邪魔したのは「牡丹」という居酒屋。名前は聞いたことがあったような気がするが、行くのは初めてだ。
 正直、値段は少々高めだが、黒豚の角煮など料理はかなりおいしかった。
 男性の店員さんもよく気が利く方で、またとても気さくに話しかけられ、いまさらながら鹿児島人の温かさに触れたような気がした。

 話が逸れるが、そういえば先日、いわゆる松本サリン事件の被害者の方が鹿児島市に移住されたという報道を聞いた。
 講演で全国を飛び回ったそうが、その中でも特に鹿児島で人の温かさに触れ、また焼酎を含む食べ物のおいしさに満足され、第二の人生の場に決められたという。
 なるほどな、と感じた。

 夜は、伊敷にある行きつけの温泉『たぬき湯』へ。やっぱり鹿児島に来たら温泉に入らないと。
 露天風呂に浸かりながら、ふと空を見上げると中秋の名月が…。うん、いい気分だ。
 鹿児島市は市内に50軒以上もの“温泉”があって羨ましい限り。沸かし湯の“銭湯”じゃなく“温泉”ってところが素晴らしいよね。まあ、その分、桜島の降灰の被害を受けてはいるんだけど…(汗)。
 学生時代、共同のお風呂しかないボロアパートに住んでいたため、しょっちゅう温泉に通っていたあの頃が懐かしい…。
 でも、当時より結構値上がりしているような気がしなくもない。仕方がないのだけど。


【写真1】桜島サービスエリアにて

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