南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 今日の夕食は鹿児島中央駅に隣接する駅ビル『アミュプラザ鹿児島』(略称:アミュ)の飲食店街でとることにした。
 私はアミュを利用する際にはいつも駅西側駐車場を利用するのだが、ここからアミュに行くには鹿児島中央駅のコンコースを通らないといけない。
 ここを通るのは約1年ぶりだが、点在していた小さな土産屋が1つにまとまっていたり、新たに飲食店街ができていたりして、ちょっと見ない間に駅が大きくなったなあと感じた。
 その中で一番ビックリしたのはフレスタ鹿児島の1、2階に『ビックカメラ』ができていたことだ。熊本にもないビックカメラがまさか鹿児島にできているなんて…。鹿児島は確実に都会化している…。熊本もうかうかしていられないな。

 駅コンコースを通る際、あの悪名高い(?)カウントダウンボードを発見した。
 来年3月12日の九州新幹線全線開通までの日付と時間をカウントするために、JR九州が作成した、西郷さんをモチーフにしたボード『西郷どーん』だ。
 その名の通り、西郷隆盛が描かれているのだが、その出来があんまりで、鹿児島人には「頭が悪そうに見える」「似てない」「なぜ目をつぶっている?」「西郷さんを侮辱している」「着物が左前だから縁起が悪い(←後日修正された)」と酷評され、熊本人には「西郷隆盛は熊本には相応しくない」と設置自体を拒否された、あのボードだ。
 実際に見てみると、なるほど、西郷さんの絵はボヤ~ッとしててなんか覇気が感じられず、死期が近い人か、相撲取りか、ただの太ったおっさんにしか見えない。もうちょっとキリッとした凛々しい顔にするか、もしくはいっそのことかわいくアニメキャラのようにデフォルメした方がまだマシだと感じた。
 JR九州によれば、福岡県内の製作会社が作ったそうだが、なんというか、認識不足というか、リサーチ不足というか、常識がない(左前の着物)というか…。もう少し努力が必要だったようだ。
 午後8時台ということもあって人通りはとても多いのに、立ち止まる人もおらず、ボード自体なんか存在感がなかった。まさに素通り状態。私がボードを見ていると、2~3人の若い女性が「あ、いつの間にか服の向きが直ってる」とこっちを向いて言ったくらい。
 ちなみに、ヴァーチャルキャラの「西郷どーん」が九州新幹線沿線の街を旅する企画らしいが、その状況はiPhoneでしか見れないらしい。しかしiPhoneだなんて、使ってるのはごく一部の流行り物好きのマニアだけだし、その時点で企画倒れだって、JR九州さんよ。せめてDoCoMoの機種でも使えなきゃ。


 さて、夕食はアミュの地下の『かつ寿』で「黒豚ひれかつ定食」をいただく。柔らかくておいしい。
 そういえば、鹿児島に住んでいた頃は「黒豚」だなんて意識して食べたことはなかったけどなあ。今では「鹿児島に行ってくる」というと、上司や友人に決まって「黒豚を買ってきてくれ」だなんて言われる。
 博多人は「明太子」や「もつ鍋」をそんなには食べないし、熊本人が「馬刺し」や「辛子レンコン」をそんなに食べないのと一緒なのになあ…。

 帰りに、温泉『太陽ヘルスセンター』に入る。名前がちょっと怪しい(?)けど、れっきとした単なる(!)温泉です。ここは、帰省した時には必ずと言っていいほど毎回寄る温泉。家から近いし、深夜も営業してるから便利なんだよね。


【写真1】鹿児島中央駅コンコースにあるカウントダウンボード『西郷どーん』

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