南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 昨日行われた鹿児島3区のの補選。
 自民党の元・衆議院の宮路氏が国民新党の野間氏を約5,000票差で破り、当選を果たした。

 これに対し、自民党の安倍総裁は「不誠実な民主党政権に対し、ハッキリと国民がノーという意思を示した」という主旨の発言をした。
 が、ちょっと待て!!!

 鹿児島3区の選挙有権者数は約26万人。日本全体の有権者数は約1億450万人。ざっと計算して、約0.25%。
 当区の市町村は、鹿児島市の一部(合併前の郡部)や薩摩川内市、枕崎市、いちき串木野市など、薩摩半島の中・南西部の地方部だ。
 そこで、自民党の候補が国民新党の候補に勝ったくらいで、「国民がノーと示した」とは、思い上がりも甚だしい発言ではないだろうか?

 得票数は、宮路氏は約70,000票、野間氏は約65,000票。圧倒的勝利ならまだしも、何とか勝てたという状態だろう。
 それも、宮路氏は元・衆議院議員でもあり、地元鹿児島でもかなりの有名人。一方、野間氏は全くの無名の新人。なのに、たった5,000票しか差がつかなかったのだ。
 ここは、野間氏がよく頑張ったと言うべきところではないか。



 そんなことも精査せずにさ、何とも安倍さんは大きい口を叩いてくれるね(笑)。
 私の眼には「自民党ももうこれまでか…」というくらいにしか見えなかったけどね。

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