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taraの日常

好きなものいろいろ

帝劇のお供に…

2014-09-07 10:59:47 | 外ごはん
  毎回毎回、ローズ&クラウンというのもあまりに芸がないので、新しいお店を開拓してみました。国際ビル地下にある<ムンバイ>。ランチタイムは17時まで…ということで、マチネ後のだらだらにも、ソワレ前の腹ごしらえにも使えるお店だと思います。なかなかのお味でお値段もリーズナブル。ぜひ皆さんご利用を!

2014年8月の観劇~ミスサイゴン~

2014-09-07 10:55:31 | 観劇
 観劇後、ずいぶん経ってしまいました。

●8月6日(水)マチネ 筧・笹本・原田・岡・木村・泉見
 ●8月17日(日)ソワレ 駒田・笹本・上野・岡・木村・神田
 ●8月23日(土)マチネ 筧・笹本・上野・岡・三森・泉見
 ●8月23日(土)ソワレ 駒田・昆・原田・上原・木村・神田

何度観ても胸が一杯になってしまう。戦争…私も知らない世代であるけれど。
戦争はなぜ起こるのか?一部の国家レベル権力者が必要だと結論した時、戦争ははじまります。私たち一般民衆は踊らされるだけ。巧妙なプロパガンダを行えば民衆はついてくるのです。サイゴンの劇中で、クリスが叫ぶ「あの子を守りたかった。アメリカ人ならやれたはずだが…失敗した!何もかもだ!」これはベトナム戦争終結当時の多くのアメリカ人の思いであったのではないでしょうか?ベトナムを共産主義の浸透から救うためという名目でアメリカは介入したのですから。
ありんこ同然の私たちが、戦争という大きな壁に抵抗するには…?それは教育であると思います。信じることも大切だけれども、疑う事も同じくらい大事であること、ものごとにはいろいろな見方があることを知ること、様々な情報を集め、正しいことは何かを見極める力を付けること、そして自分にとって最適な道を見つけ進んでいく能力をつけること。そういう目を養う事が大切であるんではないかと。
そういう意味で、戦争にどっぷり巻き込まれるキムとクリス、トゥイは疑う事やずるい事を知らない純粋な人であってほしい。時勢に順応できるジョンやエンジニアは小狡く知的であってほしい。そういうイメージでのマイフェイバリットキャストは…!駒田・昆・原田・岡・神田・泉見(トゥイはどちらも理想です)です。

エレン
今回は曲が変更になっていましたが…うーーん、どうかな?エレン、そんなにものわかりが良くていいのかな?次シーンの「どちらをとるの?彼女?わたし?」に繋がらないって感じがしました。
エレンについてはホテルでのシーンでのお衣装にモノ申したい。おっ?はだし?ここは欧米人らしさを出すためにも、ちゃんと靴(ハイヒールでなくて室内履きでもいいから)をはいていてほしかったかな。それからこの時代はリゾートファッションとか流行ったのかもしれないけれど…以前のフレアスカート・ブラウスの方が中流アメリカ人女性っぽくて良かった。
エレンについては毎回人物像が変わっているような気がします。まだ固まらないっていうか。必ずしも、今回のようなできた女性でなく、もっとわがままなエレンでもいいと思うんですけどね。

駒田エンジニア
駒田さん。センターでのアプローズがこんなに様になるお方だったとは…(すみません)アメドリでの舞台を支配したおすオーラも素晴らしかったです。エンジニアは欲望の権化。すべてを利用しつくすという冷酷さがある反面、不器用で人間くさいところもあり…そこが哀しい。難しい役どころであると思います。駒田エンジはまだまだ進化すると思う!のでぜひ!次期サイゴンでも観てみたいです。

原田クリス
今期の原田クリスは圧巻でした。少年らしいナイーブさは影をひそめ、男らしく、よりGIらしくなっていたと感じます。感情の出し方もおなかの底から太く強く出す感じ。毎公演、毎公演こんなにガツンとした演技してて、大丈夫なのかしらん?と心配になります。毎回号泣でした

昆キム
ちっちゃくて可愛い!タムとのシーンはちょっと姉弟に見えてしまう時もありましたが…。神田トゥイとの相性がとても良かった。神田トゥイと昆キムは、もし戦争がなかったら幼なじみのまま平凡な家庭を作って幸せに稲刈りでもしてたんじゃないかしら…なんてことを感じさせる温かいものが、あの残酷なやりとりの底にもほのかに流れていたように感じられたカップルでした。

今期サイゴンは5回観劇。1公演1観…もう言わない(笑)。市村エンジ降板等のアクシデントもありましたが、とにかくキャスト一体になっての熱い舞台でした。満足満足
劇場スタッフも頑張ってたよ!    おお!売店にエンジニアが!

ドリームランドのシーン、生々しすぎるという感想もあるようですが…あんなもんじゃない?日本の戦後を当てはめてはいけません。当時の北ベトナムはほほスターリン時代または北朝鮮。密告、監視、キャンプでの再教育、処刑、政府の美しいスローガンに隠される事実…そんな国家に飲み込まれる寸前の恐怖と絶望は壮絶だったと思います。一縷の望みをかけて米兵にアプローチする…そりゃあ何でもやったんじゃないかな。

そしてブイドイ。サイゴンでは何回か「恥」という言葉がでてきました。ベトナムは古くは中国の属国になり、フランスに占領され、今度はアメリカに国を許す。だからこそかも知れませんが…ベトナム人は民族としてのプライドが非常に高く、外国人嫌いの気質も相当持ち合わせているそうです。自国の女性が蹂躙されて辱められてできた子供…北の政権下では恰好な迫害の対象をなったことは間違いありません。そんな子供たちを生み出してしまった自分達の非を認め「みんな我らの子」とまで言えるようになる。岡ジョンの1幕と2幕の鮮やかな変身ぶりの背景には、相当な葛藤があったと思います。過去を受け入れ乗り越える強さとしたたかさがあると思うのです。ジョンの態度を傲慢ととらえるむきもありますが…確かにそうかもしれませんが、ブイドイを歌う岡ジョンには、同時に強さと美しさと哀しさを感じます。
ジョンはこのメンバーの中で、唯一自分の置かれた状況を客観視できていた人だと思います。ナイトメアでは「戦争だぞ、今は」「手遅れだ、ここで裏切るのは彼女だけじゃないのだ」…そして今期はなかったんだけど、ヘリに乗り込んだ直後に自分達のしてきた事を確認するかのように地上を一瞥するジョン(この演技、ぜひ復活してほしいです!)。私だけかもしれませんが、この舞台の中では、岡ジョンが一番共感できる。タムへの対応も、ジョンがクリス夫妻に言いたかった事は「キム親子の人生に中途半端にかかわるな」って事だったんじゃないかな~。覚悟もなしに係わればまた戦争と同じ間違いをおかすことになる。だから「間違っている」というつぶやきになるのではないでしょうか?

なんだかだらだら思うところを書いては消し書いては消しをしていたら、長い時間がかかってしまいました。ミスサイゴンという舞台で、私はなぜこんなに心がゆさぶられるのか…うーーん、極限に追い込まれた人々が見せる、奥底にしまいこまれた人間性というものが、醜悪でもあり純粋で美しくいじらしくもある…そういう事を感じさせてくれる舞台だからなんでしょう、きっと。

 当時のベトナムがどれだけ非日常であったか…開高健の「ベトナム戦記」を読むとちょっと垣間見えます。65年のルポルタージュですが、混乱ぶりは相当です。ましてや10年後陥落寸前の75年はどんな状況であったのか。開高はベトナム仏教僧とも何度か会談をしております。この事態の収拾方法に開高は「従軍僧から全兵士に直ちに兵器を捨てて断食にはいるよう号令してはどうですか」と従軍僧隊長に夢のような妙案(?)を持ちかけています。…戦争というものがなくなるには、もうそういう方法しかないのかなぁ?地球上での戦争がなくなる日はくるのでしょうか。



ポテトパンケーキ

2014-09-07 00:01:53 | おうちごはん
 何食べメニュー作ってみました。ハムがなかったのでツナ缶で代用。外側パリパリ中とろーりで美味しかった!

新カテゴリー「おうちごはん」を追加したので、過去記事のカテゴリー移動をしてみました。過去記事…ひどいですね~寝てるか、仕事の愚痴か…とにかく病気(笑)。うつと高血圧と胃潰瘍+十二指腸潰瘍を患っておったな~半年近いブランクが何度も。そういう時はかなり重症に陥っていた時期でした。
過去記事で「まだ明るい4時に早退。5時に家にいるなんて…なんて美しい!」と書いておりましたが…今は毎日明るいうちに帰宅してるよ~