京都府長岡京市浄土谷にある柳谷観音楊谷寺そばの棚田で9日、休耕田を活用した「コスモス祭」があった。見頃を迎えた色とりどりの花々に、訪れた人たちが見入っていた。
地元農家でつくる「浄土谷棚田を守る会」が毎年、所有者の高齢化で耕作が困難な棚田約30アールでコスモスを育てている。黄色やピンクの花が咲く品種を例年植えていたが、今年は赤い花も加えた。
会場には親子連れらが訪れ、花を摘み取ったり、地元産品でつくった郷土料理「いとこ汁」を味わったりしながら、谷間に吹く涼しげな風にも季節の移ろいを感じていた。
向日市物集女町から家族で訪れた米田蒼彩(あおい)さん(9)は「いろんなコスモスが見られてうれしい。秋が来たなって感じ」と話していた。見頃は10月下旬までで、観覧自由。
【 2016年10月10日 10時30分 】
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