「エゴマの大山崎」広めたい 住民有志がクラブ結成

2012-08-15 12:13:27 | 歴 history
エゴマ油を絞った道具のミニチュア作りで、参加した子どもの作業を手伝う「えごまクラブ」のメンバー(左)=大山崎町立中央公民館 中世にエゴマを原料とする灯明油の独占販売で栄えた大山崎町で、その歴史を生かして町おこしをと、住民有志が「えごまクラブ」を結成し、活発な活動を展開している。メンバーは「大山崎はエゴマで成立した地域。過去の産物にしない取り組みを進めたい」としている。

 えごまクラブには、町教委主催の「エゴマ油復活プロジェクト」に参加する有志が集まった。「住民主体でもっと幅広く動きたい」と3月、正式にクラブを発足させた。以後、独自のイベントを開いたり、地域の催しに参加してワークショップを開くなど、精力的に活動している。

 エゴマを現在にも生かす方法を伝えようと、催しの場で、実や油が材料の味噌とたれでつきたての餅を食べてもらったり、葉っぱで作った茶やジュースを振る舞ったりしている。

 また、この8月上旬には同町円明寺の町立中央公民館で、エゴマの油絞りに使った道具のミニチュア作り体験講座も開いた。

 副代表の津田定豊さん(45)は「エゴマを通して、町の活性化や地域への愛着を持つきっかけにしたい。将来的には、エゴマを使った特産品作りができれば」と話している。

【 2012年08月14日 11時10分 】

離宮八幡宮と大山崎油商人 (1933年)
魚澄 惣五郎,沢井 浩三
星野書店


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