江戸時代の「八幡道標」一冊に 京都・紹介本発行

2017-10-31 20:36:31 | 歴 history
 京都府の八幡市民らでつくる「八幡の歴史を探究する会」は、江戸時代に建てられた八幡と近隣の道標を紹介する「『石清水八まん宮道』に誘う道標群-江戸時代の八幡道標」を発行した。市内や旧街道沿いなどの石碑76基から「石清水八幡宮を中心とする文化圏」の一端を明らかにしている。

 八幡市や京都市、長岡京市、大山崎町、大阪府枚方市などにある石碑を、2年がかりで調査した。

 「八はた」の文字を指さす地蔵が彫られた道標(八幡市美濃山)や、「左 やわた八幡宮 往来安全」と彫られた道標(京都市南区)、石橋の橋脚になった道標(枚方市)などを、写真と地図に碑文の説明も加えて掲載している。

 調査代表の谷村勉さん(70)と事務局長の高田昌史さん(73)は「石碑は、かけがえのない歴史遺産。保護につなげ、後世に引き継ぎたい」と話している。

 A5判96ページ。900円。28、29日に市文化センター(八幡市八幡)である市民文化祭でも販売。問い合わせは高田さん090(2011)7503。

【 2017年10月30日 19時50分 】


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