「キノコの女王」とも呼ばれるキヌガサタケが、京都府長岡京市天神の長岡公園で自生しているのが見つかった。白いドレスを着たような優美な姿が、散歩中の市民の目を楽しませている。
キヌガサタケはスッポンタケ科のキノコ。主に梅雨の時季、竹林に生える。食材として珍重され、中国ではスープの具にしたり、蒸し料理に使ったりされるという。
12日午前、同公園内の竹やぶで2本が自生しているのを、市民が市職員に伝えた。高さ15センチほどで、茶色の帽子に、網目状の清らかな装いをした姿で静かにたたずんでいる。
キヌガサタケは、宅地開発による竹林の減少に伴い発生地が少なくなっており、府のレッドデータブックでは準絶滅危惧種とされている。
【 2014年06月14日 08時35分 】
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