能を学び、体験する授業が16日、京都府向日市上植野町の第5向陽小であった。寺戸町在住の能楽師、吉田篤史さん(40)が講師役となり、6年4組の児童28人が伝統芸能の魅力に触れた。
吉田さんはシテ方観世流準職分で、これまでにも市内の公立小学校で能の指導をしてきた。今年は初めて全小学校で受け持ち、5向小が最初となった。
授業ではまず、吉田さんが能は室町時代から続いていることや特徴などを説明した。
続いて、演目「嵐山」の仕舞を披露した。独特の発声で謡いながら、ダイナミックに跳ねたり、力強く足を踏みならしたりして華やかな舞をみせ、児童を驚かせていた。
児童も代表10人がすり足と跳ねる型に挑戦し、みんなで「高砂」の謡を稽古した。
最後には児童の謡に合わせて吉田さんが再び仕舞を披露した。
5向小では27日までに6年の全クラスが能を学ぶ。
【 2014年06月17日 10時19分 】
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