居酒屋から脱ひきこもり 向日のフリースクール再開

2011-11-29 20:08:45 | 会 party
ひきこもりの若者らの社会参加・就労に向けたステップの場として、既存の店を借り営業を再開した居酒屋「みらい・ボタ山」(11月20日夜、向日市寺戸町) 京都府向日市を拠点に活動するフリースクール「みらいの会」は、市内の飲食店を一晩借りてひきこもりの若者らが働く居酒屋をこのほど再開した。同時に地域間の交流も促そうと、市名の文字が逆という縁で交流が芽生えた宮崎県日向市など、九州2市の特産品を使った料理も提供する。

 店名は、「みらい・ボタ山」。ひきこもりの若者らがスタッフや客として気軽に出入りし、就労など社会参加への一つの足がかりになればと開店。約4年前に一度店を始めたが、板前役が事情で参加できなくなるなどしてまもなく休止した経緯がある。

 再挑戦となる今回は、不況で解雇され現在職を探している料理人の男性を板前として新たにスカウト。また、会の26~29歳の男女生徒計4人と、ひきこもりを支援するNPO法人「京都教育サポートセンター」の職員1人がスタッフとして店を切り盛りする。

 また、店では地域間交流も進めていこうと、会主宰者の野田隆喜さん(54)が4年前に宮崎県日向市の市民有志に呼び掛け結成した「ゆいの会」の日向市側の会員を通じ、同市特産の地鶏を仕入れ、店で提供する。さらに、野田さんの出身地の福岡県飯塚市から知人に送ってもらった地酒や手作りの漬け物なども出す。

 店は、当面は寺戸町二枚田の小料理店で、定休の日曜に月1回、店舗を借りて営業する予定。ただし繁忙期に当たる年末年始の12月と1月は、本来の店の営業に配慮し休業する。

 再開初日の11月20日夜は、大勢の関係者が集まり、終始にぎわいをみせた。スタッフの1人の男性(27)は「初めての経験だが新鮮。月1回程度なので、大きな負担にならないと思う」と、楽しそうに店を手伝っていた。

 会主宰者の野田さんは「ひきこもりの人が職に就くには前段階的な場がまず必要。店が一つのステップとなり社会復帰につながれば」と話す。同会は協力店をほかにも募集中。問い合わせは野田さんの携帯電話090(3035)8050へ。

2011年11月29日 10時17分

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